今日からあなたも大家さん

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誰でも簡単に「プチ大家」になれる金融商品があると聞いたら、あなたはやってみたいと思うだろうか?

近年、デフレ脱却を目指す「アベノミクス」の影響で注目度が高まっているのが、不動産投資信託の「J-REIT」。簡単に説明すると、投資法人と呼ばれる不動産のプロが投資をした物件の賃貸収入から、自分が投資をした口数に応じて、分け前をもらえるというもの。さまざまな物件をみんなでシェアして保有するような形になるので、自分一人では到底買えないような都心の有名な不動産のオーナーになることもできるのだ。

J-REITに投資をするメリットをまとめてみた。

少額で不動産投資ができる

現物では○千万円〜○億円もかかる不動産投資も、J-REITであれば、1口10万円程度から。今年からは「NISA(少額投資非課税制度)」も始まっているので、これをうまく利用すれば、利益にかかる税金もタダになる。あまりお金をかけずに投資を始めたいという人にはぴったりの金融商品だ。

プロの目利きで、分散投資ができる

「不動産投資なんて難しそう!」と思われる方も多いかもしれないが、実際の運用は経験豊富なプロが行う。現物の不動産投資では、物件の管理・維持で手間もかかるが、このあたりも業者選定からおまかせする形となる。つまり、J-REITの銘柄選びは、自分の代わりに不動産投資をして、利益を上げてくれるプロを探すということなのだ。プロは多くの投資家から資金を集めるため、個人では難しい複数の不動産への分散投資が可能になる。

安定した分配金、高い利回り

J-REITは、投資法人の利益のほとんどを分配金として出す仕組みになっているため、実際の不動産そのものに投資をするのと同様に、家賃収入などの収益を毎期の分配金として受け取ることが可能。利回りも上場株式や国債などに比べて高いため、低金利時代に有用な金融商品の一つと言える。

現在、J-REITを4〜5銘柄保有しているという金融ライターのかさこさんに、J-REITのメリットと、今後気を付けておきたいことを聞いてみた。

「値動きの乱高下はあるものの、長期保有していれば配当金でそれなりの収入が得られるのがJ-REITの魅力です。私も個人的に買い増したいなとは思っているのですが、アベノミクス後、かなりJ-REITの株価が上がってしまいました。以前に比べて配当金利回りも低下してしまったので、あまりに高値で投資するのは気を付けた方がいいかもしれません」

最近では、病院や高齢者向け住宅、有料老人ホームなどを専門に投資するヘルスケアリートと呼ばれる投資法人にも注目が集まっている。どんな銘柄がこれから伸びるのか、各投資法人の運用方針を見定めた上で、先見性のある銘柄選びをしたいところ。

将来の資産につながるかもしれないJ-REIT、興味のある方はチャレンジしてみてはいかがだろうか?

(根岸達朗+ノオト)