国立競技場の地下にある女性用立ち小便器

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「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような、素晴らしい秋日和でございます」──この名言から開幕した1964年の東京五輪。その青空の下にあった当時最新のスタジアムが56年の歴史に幕を閉じた。日本のスポーツ史に数々の名勝負を刻んできた国立競技場だが、そのウラ側は意外に知られていない。

 たとえば、トラックの真下に女子トイレがあることをご存じだろうか。しかもそこにあるのは、女性用立ち小便器(写真)。これは、東京五輪で海外の女子選手に配慮したものだが、好評だった五輪開催後はあまり使われることはなかった。

 また、普段われわれが座る観客席の下には1周650mのトラックがあったり、一般には公開していないプールまである。

 2020年の新たな五輪に向け生まれ変わる国立競技場。先月まで行なわれていた見学ツアーには多い日で7000人以上が訪れ、昭和のスポーツ遺産の最後を名残り惜しんだ。

写真■国立競技場

※週刊ポスト2014年6月13日号