NHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』放映開始から、ステータス女子校志向が高まっているという。吉高由里子演じる、村岡花子の生き方に魅了され、娘を入学させたがる母親も急増中とか。

「最近はキャリア教育が進み女子校離れといわれていますが、ドラマの余波で、偏差値では測れない“お嬢様校育ち”のよさがクローズアップされ、価値が再燃しています」

こう話すのは『女子校力』(PHP新書)などのある著書があるノンフィクションライターの杉浦由美子さん。そこで本誌は、日本のお嬢様学校の四天王、学習院女子、聖心女学院、白百合学園、そしてドラマのモデルとなった東洋英和女学院の4校のいまを、アンケート調査と杉浦さんの分析で徹底調査した。

★学習院女子
「早稲田や慶應の男子たちいわく“いちばんお高いのが学習院”とのこと。彼女たちは男子に媚びたりしないので、たまに合コンに参加しても“上から目線”だと言われてしまったり。高嶺の花を通り越して敬遠されてしまうこともあるようです」(杉浦さん)

とはいうが、実は天然系との意見も。「マイペースなので初対面だと誤解されがち。実はオタク系や我が道を行く女子が多く、実際に話してみると、意外と気さくだったり。良家の子女すぎて警戒心がなく、あけすけな性格のコも多いと思います。が、イザとなると敬語は完璧に使えますから、地味ながら格別な品格が漂っています」と、大手予備校教師。まさに皇族をも迎える、最古のお嬢様校たるゆえんだ。

★白百合学園
語学教育が充実しているミッションスクールの中でも、白百合は英語だけでなくフランス語も学ぶ。そんな国際性ゆえに、お嬢様ブランドの最高位を確立。中学から入学するのは60人と狭き門だが6年間どっぷり浸かれば、百合女の気品が身に付くと地方の名士からの支持率も高い。

「ほかの3校より、成績さえよければ門戸は広い。勉強も校則も厳しいので、芯が強くしっかりした方が多く、近年はお嬢様枠にとどまらずキャリアウーマンになる方も多くみられます」(杉浦さん)

★聖心女学院
「ほかの3校と違い、系列の大学に上がることに、いまだにステータスがある学校なのではないでしょうか。わが家が小学校で入学させたのは、大学までつつがなく卒業させてあげたかったから。いろいろ傷つくようなことのないように」(在校生の母)

というだけあって、家族の中で代々聖心出身者も多い。ブランド力のある女子校としては比類ない存在感をキープしている。

★東洋英和女学院
「数年前から高校からの募集は廃止し、幼稚園〜中等科からの入学となりました。『おはよう』『さようなら』とあいさつしたことはありません。いまだに会えば『ごきげんよう』で」(同校OG)

制服がカワイイうえに六本木というアーバンな立地。ドラマ効果で知名度が上がり入学希望者が急増中だが、地方出身者にとっては知られざる名門だ。同校に娘を通わせている母親はこう言う。

「あまり知られていないのは狭き門だから?実は入学願書には必ず親戚や親しい知人に縁故者を記入する欄があり、合否に左右するといううわさも……。娘の学友は、教科書に載っている方や歴史上の人物の末裔という方も普通に存在しますからね」

要するにお金持ちというだけでは通用しないということ。それがまたステータスに?「私たちの絆は生涯続き、仕事でも私生活でも助け合って生きています」と、同校卒業生たちは声をそろえる。この同窓の絆を得るためにこそ、通わせる価値があるのかも。