松山、大舞台で価値ある1勝!(Photo by Matt Sullivan/Getty Images)

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 米国男子ツアー「ザ・メモリアル・トーナメント」で松山英樹が米ツアー初優勝を達成した。日本人では青木功、丸山茂樹、今田竜二に続く史上4人目の快挙となったわけだが、今回の松山の優勝には非常に大きな価値がある。

 まず「ザ・メモリアル・トーナメント」がいかに大きな大会であるか説明しよう。
 米国男子ツアーにはベン・ホーガンの「クラウンプラザ招待atコロニアル」や「バイロン・ネルソン・クラシック」、「アーノルド・パーマー招待」などゴルフ界のレジェンドたちの試合が存在する。限られた選手のみが出場できる特別なフィールドだ。今大会もその1つで、ホストを務めるのはメジャー18勝など数々の偉大な記録を残したジャック・二クラウス。世界最高峰の舞台、米国男子ツアーの中にあっても、特別な大会なのだ。
 さらに出場選手も豪華そのもの。世界ランク1位のアダム・スコットをはじめ、バッバ・ワトソン、ローリー・マキロイ、マット・クーチャーなど世界のトッププレーヤーが集結。これだけのストロングフィールドは、プレーオフシリーズを除けば4大メジャーと「ザ・プレーヤーズ選手」以外に存在しない。松山はそんな特別な選手たちと渡り合い、初の栄冠を手にしたのだ。これを特別といわないで、何と表現しよう。
 今大会最終日の松山は、スコットと同組でラウンドし、その後ろにはワトソンが控えていた。歴代の「マスターズ」覇者に挟まれての優勝争いだ。その中でも松山は堂々たるプレーで首位に立ち、トーナメントをリード。終盤に崩れて、最終ホールはバーディを獲るしかない崖っぷちの状況に追い込まれたが、ここで値千金のバーディ。グリーン左奥のピンに対し、セカンドショットを“ここしかない場所”に落として、バーディをもぎ取ったのだ。
 そしてケビン・ナとのプレーオフではセカンドショットがギャラリーに当たるという幸運にも恵まれたが、これを制した松山が初優勝。「ザ・メモリアルトーナメント」という特別な大会の歴史に「Hideki Matsuyama」の名前を刻みつけた。
 今回の優勝によって、フェデックスカップランキングは50位から一気に14位に浮上。さらに2016年までの複数年シードも獲得した。これによってフェデックスカップ年間王者、賞金王への道が開かれたと言える。また、今後は欧州ツアーの準メジャー大会出場や招待金が発生する試合への招待など様々な試合への参戦も可能になる。だが何より大きいのは、特別な大会、特別な選手たちの争いを制して初優勝を掴み取ったという“自信”だろう。
 今回の優勝によって、松山英樹は名実共に世界のトッププレーヤーとなった。今後の活躍が本当に楽しみだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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