インターネットやSNSは今や我々の生活に欠かせない、情報伝達や遊びのための"必須ツール"。たしかに、それらのおかげで我々の生活は格段に便利になり、またコミュニケーションも容易になっています。一方で逆説的ではありますが、人と人との直接的コミュニケーションが苦手になっている人も増えているとも言われています。特にそんな「便利なもの」に囲まれて育った若い世代は、そういう傾向が強いため、今、教育の現場などでコミュニケーションの取り方を見直す学校や企業が増えているところもあるそうです。

 今回紹介するのは6月9日に発売される書籍『伝わっているか?』。作者は日産自動車セレナの"モノより思い出"などの名コピーの生みの親でもあるコピーライターの小西利行さんです。小西さんは言葉のプロらしく、「伝えるのと伝わるのはまったく違う」と語ります。

 本書は "いるか"が語り部となり、それぞれのテーマに沿って誰でもすぐに使える「伝わる言葉」を短編ストーリー形式で綴るエンターテインメント本。例えば「人気のなかったナポリタンが、たった一日で人気商品になった理由とは?」や、「ブサイクな男ふたりが、会社一の美人と合コンできた理由とは?」といったトピックについて、それぞれバシッと相手に伝わる言葉を紹介します。

 そんな小西さんが、5月29日、東京・渋谷ヒカリエ8階イベントスペースCOURTで開催されたイベント「あなたの言葉は伝わっているか?」(主催:株式会社宣伝会議)のトークライブに登壇しました。イベントでは、映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』で主演を務めた俳優・六角精児さんもゲストで登場し、コミュニケーションについての対談が行われました。

「もっと相手のことを思って言葉を選んだ方がいい」と話す小西さんに対し、六角さんも「常に疑問を持って相手に関心を向けるべきだ」と持論を展開。SNSなどでいつでも簡単にコミュニケーションできる時代だからこそ、もっと基本的で原始的なコミュニケーションを見直す必要があるのではないか......お二人の対談からは、そんなメッセージが読み取れました。

 ちなみに本書のキャッチコピーは"言葉を変えれば、仕事が変わる。恋愛が変わる。世界が変わる。"です。なんでしょうか、この強気なコピーは。素敵すぎます。このコピーに偽りがあるかどうかは、本を読んで実践してみるしかないでしょう。



『伝わっているか?』
 著者:小西利行
 出版社:宣伝会議
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