イビチャ・オシム元日本代表監督 (C) Kiminori SAWADA

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31日、日本テレビ「Going! Sports&News」では、元日本代表監督イビチャ・オシム氏をボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボに訪ね、インタビューを行った模様を放送した。

2006年11月、本田圭佑を初めて日本代表に招集したオシム氏は、キプロス戦で放った彼のフリーキック(前半35分)を見ると、「ああ、毎回同じですね。私が最近見た試合では本田のシュートの多くはゴールのはるか上に飛んで、ゴールを大きく超えています」と切り出すや、「ああいう軽率な打ち方はワールドカップでは許せませんね」とバッサリ。

さらに本田の初招集時について訊かれると、「本田を呼んだ理由はチームを若返らせるため。安定したプレーを継続できる司令塔を探さなければなりませんでした。当時の本田は中村(俊輔)より若く、もっと安定しそうに見えた」と明かすと、「(キプロス戦の)本田は自信がなさそうでした。序盤にボールを失いすぎていた」とここでもダメ出し。「本田のような選手は簡単にボールを失うべきではありません。選手として成熟していますし、チームのリーダー的存在です。それはとても大事な事。チームを率いることもできますし、必要なら酷いプレーをした味方を叱ることもできます。彼はすでにチームの権威になっています」と、その理由を説明した。

また、日本代表のFW争いについては、「大久保の方が遥かに経験があります」というオシム氏だったが、「日本サッカーの将来を考えれば若い選手のほうがいいでしょう。大久保は動きが重いです。若い選手はチームに新鮮さをもたらします」と柿谷を推した。

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