今、配当利回りが高いからと言って、何も考えずに飛びつくのは危険。長期にわたって安定した高配当が得られるかが重要だ。楽天証券経済研究所のチーフストラテジストの窪田真之さんに買っていい高配当株の5つの条件とともにオススメ高配当株を紹介してもらった。

まず最初に重視すべきは安定性で
会社の規模(時価総額)が重要に!

 買っていい高配当株を探す条件は5つ。重視すべき順にいうと、

1.時価総額
2.業種
3.利益率
4.配当性向
5.自己資本

特に1の時価総額は重要。

「時価総額が大きい高配当株は安定している。もうそれだけで銘柄選びを終えてしまってもいいくらい」(窪田さん)

 それくらい、時価総額は重要な指標なのだ。逆にいえば、時価総額が小さい銘柄ほど高配当と言えども注意する必要がある。実際、5月8日現在で時価総額が43億円のアイビー化粧品の場合、配当利回りは2.97%とまずまず高いものの、過去3年と14年3月期予想の配当額は5円→10円→10円→5円となっていて、配当が安定しているとは言えず、減配リスクは大きい。

 では時価総額が大きい銘柄だけ揃えていればOKかといえばそれではやはり不安。証券や商社、鉄鋼、化学など景気敏感な業種の場合、好不況で配当額を大幅に変えてくる可能性が高い。こういう株ばかりだと、いくら現時点で高配当といっても、減配リスクは大幅に高まってしまう。2つめの条件である景気に左右されにくい業種の高配当株を選ぶことが重要だ。

 3番目に重視すべきは利益率。

「経常利益率が低い銘柄の場合、リーマンショックのような大不況期には赤字になりやすく、それだけ減配になりやすい」(窪田さん)

 さらに配当性向(利益のうち配当金に回す額の比率)を決めている会社に場合。一見良さそうに見えるが、利益の減少が即減配に結びつくため、配当性向が高い場合は注意が必要だ。もちろん、直近で予想利益以上に配当を出している会社も減配リスクが高い。特に今期赤字予想となっている会社の場合、来期も同様の配当を出せるのかどうかを、業績の推移と併せて監視したいところだ。

 最後に、自己資本が少ない(=借金が多い会社)も、借金返済を優先するために減配することがある。これも十分に注意したいところだ。

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