SNSは上手に利用すれば便利で楽しいツール。趣味が合って友だちになったり、オフ会で顔を合わせて楽しい時間を過ごしたりすることもあるでしょう。でも、常に危険を背中合わせであることを忘れてはいけません! 映画『ディス/コネクト』は、危険なSNS犯罪を自ら引き寄せてしまった人々が人生を狂わせていく姿を描いています。映画のエピソードから、SNS犯罪の怖さを知り、巻き込まれないための注意点を学びましょう。

    SNSは、いくらでも嘘がつける危険なツールと自覚しよう!

映画『ディス/コネクト』では、安易に見知らぬ人の言葉を信じてとんでもない結果に苦しむ人物が登場します。ひとりは高校生の少年。友だちもガールフレンドもいない彼はSNSで知り合ったジェシカと意気投合して有頂天になりますが、実はジェシカは架空の人物。その正体は少年のクラスメイトで、からかうつもりが暴走し、SNSを使ったいじめに発展。少年はSNSを通して自分の裸体をさらすことになるのです。

リベンジポルノ被害が後を絶たないと言われますが、少年が巻き込まれたのも同様の事件。ジェシカの存在をリアルと安易に信じたのは少年の失敗ですが、彼はまだ幼く無知だったので仕方ありません。しかし、アラサー女子なら危険を察知できるはず。SNSでは「女を装った男」というのは大ありですからね。写真など送ったら最後、悪用される危険もありますから要注意。SNSではいくらでも嘘がつけることをキモに銘じておきましょう。

    交流サイトは超危険? あなたの不幸に付け込んでくるヤツがいる!

幼い我が子を失い、夫婦間に距離ができてしまった若い夫婦。妻はチャットルームで同じような経験をした人との交流で傷を癒していましたが、その交流サイトから個人情報が盗まれ、夫婦は銀行口座からすべてのお金を奪われてしまうのです。彼女の場合、子供を亡くした悲しみと夫との冷めた関係による孤独から、完全に気持ちがゆるんでいたのですね。

精神的に不安定なときはSNSからは遠ざかった方がいいかもしれません。信頼できる知り合いとのやりとりならともかく、見知らぬ人に何もかも打ち明けるのは超危険。不幸に付け込んでくる人が必ずいますからね。でも、落ち込んでいるときこそ誰かに話を聞いてほしいもの。もし利用するなら、それこそ他人のふりしたり、自分だと悟られないようにSNSをうまくコントロールする必要があるでしょう。

    トラブルが後を絶たないSNSは簡単だからこそ慎重に!

SNSで、自分や友だち、または家族写真をアップして悪用されたり、名前を出して個人情報が漏れたり、またLINEでのイジメで中学生が自殺した事件もありましたが、SNSトラブルは後を絶ちません。しかし、それはSNSが悪いのではなく、利用者に隙があり過ぎたり、悪用したりというモラルの問題もあるのです。SNS犯罪の怖さと当事者たちの混乱を知ることは大事。SNSは便利で楽しいけれど、簡単に人を傷つけることもできるし、傷つけられることもあるツールであることは覚えておきましょう!

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(文=斎藤香)