日経平均チャート(日足・6カ月)*チャートをクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

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 日経平均は1万4000円付近で底堅いですが、新興市場中心に内需系小型株がボロボロです。特にモメンタム・ストックといわれる、非常に高い成長期待を背景に、高PER、高PBRで株価が形成されていた銘柄が大変なことになっています。

 そのため、19日の日経ジャスダック平均株価は1890.85円と年初来安値を更新しました。終値で1900円を下回ったのは2013年10月10日以来、約7カ月ぶりのことです。また、東証マザーズ指数も年初来安値を更新して2013年6月以来11カ月ぶりの安値を付けました。

個人投資家の手仕舞い売りが下落を招いた

 昨年11月〜12月にかけて相場が上昇した過程で、信用で買った玉の期日が次々に到来しています。しかし、相場環境は年初から劇的に悪化し、足元では相場の先高観がほぼ皆無の状況になっています。このため現引きせず、反対売買で決済する投資家が多いようです。

 また、そのような手仕舞い売りが幅広く、かつ、やや乱暴に出た結果、多くの個人信用客の維持率が悪化しました。このため、追証絡みの売りが断続的に誘発されているようです。このような追証絡みの売りが観測されることは、大底圏特有の現象です。

 実際、19日の東証1部の年初来安値更新銘柄数は269に達しています。経験則上、これが400くらいに膨らむと一応底打ちの判断基準に達します。つまり、調整はいいところまできた、言い換えれば、短期的な底打ちは近いとみています。

 しかしながら、往々にしてダメ押しは値幅が出るものです。このため、多くの慎重な投資家は、そのダメ押しを待ってから、もしくはダメ押しがなくとも他の底入れのサインの発生を確認してから市場参加に踏み切る見通しです。

外国人投資家も売り越している

 それにしても、大型株はともかく、モメンタム・ストック中心に内需系小型株は、太平洋戦争直後の日本のような惨状です。ですが、成り上りたいあなたは、底入れ後の真空地帯を戻すリバウンドを虎視眈々と狙うべきです。

 ただし、今あなたが大きな傷を負っているのなら、この相場で無理に動いて安易にヤラレを取り返そうとしてはいけません。相場に追い風が吹き先高観が強まるまで、命(資金)を大事にするべきです。今リスクを取れるのは、足元のナイアガラに巻き込まれなかった、リスク許容度の高い投資家だけなのです。

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