【図表1】SBI証券の開示情報をもとに作成。

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株取引の一種に「信用取引」がある。今、その人気が高まっている。信用取引を駆使すれば、収益をあげるチャンスが一気に広がるからだ。そこで、信用取引をはじめるにあたり、知っておきたい入門知識に加え、実際のネット証券のサービスを踏まえた情報を、複数回にわたって紹介しよう。

人気上昇中の信用取引

 ネット証券最大手SBI証券の現物取引と信用取引の売買代金の推移を示したグラフが【図表1】だ。2013年の年頭を境に急拡大している。

 信用取引の比率も徐々に上昇しており、2014年以前は6割台だったが、今年に入り7割までに達している。多くの人が信用取引を利用している様子がわかる。

 その理由として、アベノミクスによる好相場の影響があるが、信用取引の制度変更も影響している。2013年から信用取引では、同一資金を使って同じ日に何度でも回転売買ができるようになった。従来のように資金が数日間拘束されなくなり、取引がしやすくなった。

信用取引と現物取引を比べると……

 株取引には、現物株の取引と信用取引がある。その違いを比較したのが【図表2】。

 現物取引と信用取引の違いは、「自腹」か「借金」かの違い、と考えるとわかりやすい。信用取引の場合、売買手数料以外に、株を持っている(「建玉=たてぎょく」という)日数に応じて金利がかかる。また、一般的に返済期限もある。

 信用取引で売買をする場合、保証金を預けて株を借りる。この際に、自己資金以上(最大3.3倍まで)の建玉が可能だ。

 配当金に関しては、信用取引で株を買った場合(買い建玉)ならもらえるが、株主優待や議決権といった権利はない。

 わざわざ株を借りることで、さまざまな利便性やメリットが生まれるのだが、それは次回(第2回:信用取引の3つのメリット)に解説しよう。


松井証券

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