NISAの面倒、不自由、少額縛りが改善へ!? その使い勝手は本当に良くなるのか?

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今年スタートした投資の税金がゼロになるNISA(少額投資非課税制度)。使い勝手の悪さ、非課税枠の少なさ(年間100万円まで)に不満の声が挙がっていたが、政府はNISAの改善に着手した。その内容とは?

非課税枠は年間300万円へ拡大も!?
NISAの改革案の総点検を試みた

 現在、議論されている主な改善案は表のとおり。

 2015年からの改善が確定したのが口座の手続き面。金融機関を最長4年間も変更できなかった点が年に1回の変更が可能に。口座を解約したら最長4年間は再開設できない点も、解約した翌年には再開設が可能になる。口座開設時の住民票提出も2016年には不要になる予定だ。

 他の改革案で注目は非課税枠を300万円に引き上げる案だ。これは消費税増税の影響で株価が低迷した際の政府の「隠し玉」。1〜3月に外国人が1兆8000億円も売り越したが、個人が1兆5000億円も買い越したことで株価を下支えした。ちなみに、そのうちの5000億円がNISA口座での買いだった。非課税枠を拡大すれば株価対策の切り札になると政府首脳は確信したという。

 税収減を嫌う財務省は抵抗するが、NISAの手本の英国の非課税制度(ISA)が、今夏から非課税枠を約260万円へ引き上げることも追い風になりそうだ。

 損益通算の導入は「特典の与えすぎ」、国債、MMF、MRFを対象に加えることには「投資促進にならない」という反対論も根強く改善は先送り。金融業界からの要望が多いNISAの恒久化は、他業界の減税措置との公平性から、実現のハードルは高いが、時限立法の延長で減税期間が延びる可能性は十分ある。

相場低迷の今こそNISAでの投資を
始める絶好のタイミングなのだ!

 このように、使い勝手が良くなる方向へ進む可能性が高まったNISAだが、今年は現行のまま。ただ、NISA口座を開設した人は、これまでに果たして枠全体のどれだけの額を投資に回したのだろうか。

 おそらく、多くの人がNISA口座の開設が遅れたことで、開設できたころには株価は低迷状況に入っていたことだろう。しかし、このことは投資においてはチャンスととらえるべきだ。もちろん、枠のすべてを今使うべきではないが、今のような状況の時に、まずは少しずつ投資を始めるのが得策だ。

 そこで、現在発売中のダイヤモンド・ザイ7月号から、オススメの高配当株3銘柄を紹介しよう。これらの銘柄を参考にしつつ、NISAでの投資を始めてみてはいかがだろうか。

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