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鉄道・運輸機構は24日、北陸新幹線(長野・金沢間)レール締結式を富山駅で実施した。来賓によるレール締結などが行われ、長野〜金沢間約228kmのレールが1本につながった。

同区間の軌道敷設工事は2010年12月、飯山トンネル内での工事用仮軌道のレール敷設から始まり、3年以上かけて軌道敷設を終えることとなった。軌道構造はスラブ軌道(コンクリート板の上にレールを固定する構造)を基本とし、レールには高速走行の安定性の確保や騒音軽減のため、継ぎ目のないロングレールを採用しているという。

富山駅構内で行われたレール締結式には、来賓約100名が出席。鉄道・運輸機構の理事長、石川裕己氏は、「本日、長野〜金沢間228kmのレール締結式を迎える運びとなりました。新幹線のレールは東京から金沢まで、454kmつながります。現在は完成に向けた最終段階の工事を行いながら、鉄道事業者と共同で監査・検査を鋭意進めております」と挨拶した。

来賓祝辞では、国土交通副大臣の野上浩太郎氏が、「来年春の長野〜金沢間開業で、北陸と関東の人口集積地域の結びつきがより強固になり、北陸のビジネスや観光の振興・発展に結びつくものと確信しています」と述べ、富山県知事の石井隆一氏も、新幹線開業にともなう首都圏への所要時間短縮と北陸地域の活性化を期待していた。石井氏からは、「北陸新幹線金沢開業はもちろん、その先の敦賀延伸、大阪までのフル規格での新幹線開業についても、沿線地域の方々と手を携えて取り組んでいきたい」との発言もあった。

その後、来賓約60名によるレール締結(レールを固定するための締結ボルトをレンチで締める作業)を実施。点検確認と清めの儀を経て、テープカット・くす玉割りが行われた。レール締結を終えたレールの上を、「祝 北陸新幹線長野・金沢間 レール締結式」のヘッドマークを掲げた軌道モーターカーが走行すると、参加者から大きな拍手が起きた。

鉄道・運輸機構によれば、北陸新幹線長野〜金沢間の建設工事は、2014年度末(2015年春)の完成に向けて順調に進んでいるとのこと。レール締結式が実施された富山駅は島式ホーム2面4線で、並行在来線の連続立体交差事業や駅前広場の整備と一体的に工事が進められている。駅南側の富山地方鉄道富山軌道線(市内電車)と駅北側の富山ライトレールの南北接続も図られ、富山駅の高架下に新たな電停が設置される予定だ。