「電話料金が高い」と思っている人にとっては、またひとつ有力なIP電話が登場した。

 LINEは、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」iPhone版のバージョンアップを行い、「LINE電話」のiPhoneでの運用を5月2日より開始した。3月に先行してAndroid版を公開していたが、今回、iPhoneへの対応で、ほぼ、どのスマートフォンでの利用も可能となった。

「LINE電話」は、パケット通信を利用するIP電話サービスで、従来の「LINE」と異なる有料のサービス。LINE登録者同士でなくても、固定電話、携帯電話問わず電話をかけられる。「LINE」ユーザーであれば、初期設定不要で、世界200以上の国と地域と低料金で通話できる。

 料金は前払いで、通話時間分をチャージする「コールクレジット」利用のプランと、30日間上限時間(60分間)まで通話できる「30日プラン」(固定電話へのみ/固定電話+携帯電話への2プランあり)を事前に購入する必要がある。コールクレジットの通話料は、携帯電話との通話が14円/分、固定電話との通話が3円/分。30日プランの通話料は、固定電話と携帯電話に通話可能なプランで6.5円/分、固定電話のみに通話可能なプランで通話料2円/分となり、通常のスマ―トフォンの通話料と比較して、67〜95%の通話料になるとしている。

 他社の同様のIP電話サービスや、キャリアの通話定額プランと比較してこの 「 LINE電話」は、現状では通話料で圧倒的に優勢であるが、相手方が受信した際に表示される電話番号に「+81」がついてしまったり、キャリアによっては全く表示されなかったりすることがある。LINE側ではこれらも順次改善を図っている。

 LINE電話に限らず、パケット通信を利用する通話サービスは、通信環境が悪いと通常の音声通話より、音が悪かったり遅延が発生したりする。また、Wi-FiではなくLTEや3Gを利用して通信をする際、ヘビーユーザーとなるとパケット定額サービスのデータ上限を突破し、キャリアの通信制限がかかる可能性もある。利用にあたってはこの2点について注意をしたい。

 続々と発表されるIP電話サービス。通話時間の特に長い人、海外によくかける人は、使い方によっては料金が大きく下げられるので、自分にあったサービスを探してみてはいかがだろうか。