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(東京 22日 中央社)日本政府観光局(JNTO)は21日、4月に日本を訪れた外国人旅行者が123万1500人で前年同月比で33%増加し、2カ月連続で最高記録を更新したと発表した。このうち、台湾からの観光客は25万7900人で前年同月比で30%増加、トップだった韓国をおさえて訪日外国人旅行者のトップの座を占めた。

JNTOでは、台湾は4月は前月に引き続き訪日韓国人数を大きく上回って訪日旅行者数最多の市場となっているとし、その背景には年初からのLCCの新規就航・増便や地方路線の増便、観桜ツアーや立山黒部ツアーの好調があると分析している。

訪日旅行者のうち著しい成長をみせているのがフィリピン(前年同月比2.3倍増)やタイ(同65%増)など東南アジアで、中国大陸からの観光客は同90%の増加となった。これは3月末の羽田空港国際線の増便と関連しているとされ、昨年に比べて羽田を利用する外国人が13万人(20%)程増えたという。

訪日旅行者が台湾に次いで多かったのは、韓国(19万4000人)、中国大陸(19万600人)、タイ(9万9400人)、米国(8万5300人)、香港(7万9300人)、豪州(3万200人)、フィリピン(2万9700人)などとなっている。

訪日外国人旅行者は2013年に1036万人を記録し、初めて1000万人を突破。2020年に政府が掲げる2000万人の目標達成が期待されているが、これに対応するため観光バスやガイド、通訳などの増員・増強が急がれる。

(楊明珠/編集:谷口一康)