記憶力が低下する原因3選「アウトプットしていない」「知ったかぶり」もう1つは?

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最近、芸能人の名前がなかなか思い出せなくなったり、忘れ物が増えたりしたことはありませんか? 記憶力は日々の生活や、自分の行動いかんで低下していくことがあります。記憶力の低下が気になるなら、こんな原因に当てはまっていないか、一度チェックしてみましょう。

ストレスや睡眠不足を含め、生活習慣が乱れている

ストレスや睡眠不足があると、記憶力が低下しやすくなり、さらに生活習慣が乱れていると、ものを覚えるのに必要な「集中力」を保ちにくくなります。

ストレスを感じることで分泌される、ストレス・ホルモン「コルチゾール」という物質は、脳の中で記憶をつかさどる海馬を萎縮させてしまうとか。また睡眠不足は睡眠中に行う「情報の整理整頓」を妨げるため、やはり記憶力が低下しやすくなります。

また生活習慣が乱れると、慢性的な疲労感等で、記憶に必要な集中力が維持しにくくなります。

最近、記憶力が低下してきたなあと感じたら、まずはストレスや睡眠不足を含め、生活習慣から見直すようにしてみましょう。

■覚えたことを、アウトプットしていない

英語を覚えても、英語を話したり書いたりする機会がないと自然に忘れていくことが多いように、久しぶりに見た芸能人の名前が思い出せないように、覚えたものはアウトプットする機会がないと、自然に忘れやすくなってしまいます。

長く記憶しておきたい情報は、その情報を話したり書いたりする機会を作るのが大切。自分のブログで覚えたことを披露したり、その分野に詳しい友人を作り、情報交換する癖をつけたりするとよいでしょう。

■「知ったかぶり」は、記憶力を下げる?

「知ったかぶり」をしすぎると、物事に対する興味や好奇心を失いやすくなるため、新しい情報が入りにくくなり、さらに自分の記憶を掘り起こす作業をしなくなるため、記憶力も低下しやすくなります。さらに「知ったかぶり」を続けていると、自分が「知らない」事に対して、必要以上にストレスを感じやすくなるため、ストレスで記憶力がさらに低下してしまいます。

「知らない」は、知る前の最初の段階。どんなに博学な人でも、世界のすべての知識を把握し、網羅している人はいません。知らないことに遭遇したら、自分のプライドはひとまず置いておき、興味や好奇心の方を大切にして、どんどん人に教えを乞うようにしましょう。

記憶力低下は、日々のちょっとした積み重ねで起こることがあります。ぜひ、こんな習慣に気を付けて、記憶力をキープできるように努力していきましょう。