日本人女性の「ハワイで婚活」が急増中！驚きの実態とは

　常夏の楽園ハワイを舞台にした新作映画『わたしのハワイの歩きかた』にはハワイで婚活に励む日本人女性が登場するが、実際はどうなのか、婚活事情を調査した。

　本作では仕事に行き詰まったアラサー女子みのり（榮倉奈々）が取材でハワイを訪れ、豊かな自然と開放的な空気の中で自分らしさを取り戻していく姿が描かれる。そんな彼女と意気投合するのが、リッチなハワイ男性との結婚を夢見る茜（高梨臨）。毎晩のように社交パーティーへと繰り出して積極的に婚活を繰り広げる彼女だが、実は近年、茜のようにハワイでの国際結婚を目指す日本人女性が急増しているという。

　事実、ハワイには現地男性と日本人女性のお見合いをあっせんする結婚相談所がいくつも存在し、日本からハワイへの婚活ツアーも随時行われている。その需要は年々高まっており、テレビや雑誌などで取り上げられるようになった。そうしたお見合いシステムに登録する日本人女性の声を拾ってみると、彼女たちがハワイでの結婚を希望する理由は、大きく二つに分かれるようだ。

　一つはハワイに対する強い憧れ。何かと息苦しくてせわしない日本を抜け出し、のどかで快適なハワイで暮らしたいと願う女性が多いようだ。とはいえ、就労ビザやグリーンカードを取得するのは大変。つまり夢を実現させる最短の道が、現地男性との国際結婚というわけだ。

　もう一つは、アメリカ人男性に対する憧れ。日本人男性とは違って、結婚した後も女性をお姫様扱いしてくれる、仕事や交友関係よりも家族を大事にしてくれる、年齢や容姿よりも人間性を重視してくれるなど、アメリカ人男性に寄せる彼女たちの期待は大きい。それだけ、今の日本人男性に対して不満を持つ女性が増えているのだろう。

　また、土地柄的に日本とのつながりが深い、悠々自適に生活する富裕層が多いというのも魅力。そう考えると、ハワイでセレブ婚を狙う茜のような女性がいてもおかしくない。しかし、ただでさえ結婚難や少子化が叫ばれる日本にとっては憂慮すべき事態なのかもしれない。（ながざわひでゆき）

映画『わたしのハワイの歩きかた』は6月14日より全国公開