韓国人記者の“KY質問”に失笑、ベルギー代表発表会見で「韓国代表チームをどう評価している?」

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サッカーのベルギー代表監督マルク・ヴィルモッツ氏が、ワールドカップ出場メンバーと予備登録選手の発表会見を5月13日に開催。この会見中、ベルギーとグループリーグで対戦する韓国記者団の質問に緊迫する場面が見られた。

チェルシーのMFエデン・アザールを筆頭に、エヴァートンのMFケヴィン・ミララス、マンチェスター・シティのDFヴァンサン・コンパニなど、過去最強と目されるベルギー代表は、グループHでアルジェリア、ロシア、韓国と対戦する。

そんな選手発表後の記者会見で、韓国の記者団からヴィルモッツ監督に「韓国代表チームをどのように評価していますか?」との質問が。しかし監督は「今日はベルギー代表チームを発表するためにこの場を設けています。正直なところ、韓国のメンバーは分析官に任せているので一切見ていません」と素っ気なく回答。会場からは失笑が漏れた。

その後も「警戒する韓国選手は?」など、繰り返し韓国に関する質問をする記者に他国の記者陣も困惑気味だったとか。ヴィルモッツ監督も、食い下がる韓国人記者に対し「韓国だけでなく他のチームの分析もしなければならないですからね」と、やや苛立った様子であしらっている。

グループHにはベルギーの他に、もう一つの強豪国ロシアがいることもあり韓国プレスは開催前から警戒を強めている様子。取材が自国について偏るのも理解できなくはないが、もしザッケローニ監督の代表発表の場で、日本代表の話題ではなく「コートジボワールの注目選手は?」「ギリシャのチーム評価は?」なんて質問ばかりされたら……と考えると、今回の韓国人記者の“KYっぷり”が想像できるかもしれない。

とはいえ、残念ながらこれは韓国に限ったことではなく、アジアの記者陣が集う国際大会の場で少なからず目にする光景だ。日本の記者の方々も、海外での取材の際には香川・長友・本田といった日本選手を絡めた質問ばかりしないよう、くれぐれも気をつけていただきたいところである。