支出が浪費か投資かは人それぞれ。普段から自分の中でジャッジすることが大事

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4月1日から上がった消費税率。負担が増えた分、節約しないと! と思って意気込んだものの、あれもこれもと切り詰めることがツラくなってきた……。

「私が家計のアドバイスをするときに話しているのが、精神的に苦痛ならムリに節約しないほうがいいということ。たとえば、本当はAランクの物が欲しかったのに妥協してBランクの物を買ったという経験はありませんか? そういう時、『やっぱりAランクにすれば良かった……』なんて後悔することが多いはず。それだったら、もう少しお金を貯めて本当に欲しいものを買った方が満足度は高いですよね」

そう話すのは、ファイナンシャルプランナーの菱田雅生さん。菱田さんいわく、日々の数円の節約よりも、金額の大きい要素を意識すべきだという。

「1,000円と10万円の商品では、同じ1割引きでも金額が大きいほど値引き額に差が生まれます。大きい買い物をするときこそ値引き率は要チェック。同様に家賃や保険など、数千円から数万円の違いになるものを見直すべきです。5000円下がるだけでも、年間で6万円、10年あれば60万円の違いになるので、その差は歴然ですよね」

さらに、浪費部分は節約して、自己投資は積極的に行おうという意見についても、何を投資とするかは人それぞれとのこと。

「セミナーに参加することや本を買うことなど、一般的に投資とみなされている内容でも、人によってはそうでないことがあるかもしれません。自分は何にお金を払うと満足感を得られるのか。それを基準に自分のお金の使い方を見直し、節約すべきものとそうでないものとのバランスを取りましょう。もちろん、満足できるからといって、家計が破綻するほどハメを外し過ぎるのはだめですよ」

通り一遍に何でも節約するのはストレスになるだけ。定期的に自分の支出内容をチェックし、締めるところは締めて、使うところは使うのが、上手なお金の使い方といえそうだ。

(南澤悠佳/ノオト)