佐賀の三井所尊春は平和島に遠征すると、いつもすばらしいレースを見せてきた。昨年10月の全日本選手権でも2日目第2R、2コースから断然人気の毒島誠をまくって1着。同じ日の第10Rではインから07のトップスタート一発、松井繁、中野次郎らを破って連勝ゴールを駆け抜けた。

 さらに4日目第12Rも忘れられない。あの時、平和島の水面には風速6メートルの向かい風が吹いていたが、悪条件をついて5コースから中島孝平、石川真二らをまくり、瓜生正義らを着外に沈めて、なんと3連単5万5230円の主役に躍り出た。惜しくも準優で3着に敗れたが、舞台が平和島ならSGで1着3本の底力を秘めているのである。

 もうひとつ言えば、三井所が全日本選手権の前に平和島を走ったのは一昨年6月だった。この時も予選5走をオール3連対で突っ走り、最終日には3コースから若林将、前本泰和らを破って優勝を飾った。

 その三井所が5月13日【火】〜18日【日】の「平和島周年」に出場する。メンバーを見渡すと、毒島、松井、中野、中島、石川、若林ら全日本選手権やその前の平和島で戦った相手が多い。だが、三井所に対する評価はまだまだ低く、人気になるとは考えにくい。今度も強烈な配当が生まれるだろう。

 なお、三井所の次走は5月30日〜6月4日の「宮島一般戦」となっている。

◆ボートレース評論家・水上 周

◆アサヒ芸能5/13発売(5/22号)より