国の威信をかけた大プロジェクト、昨年9月に開通したバリ島海上高速道路(全長12.7km)建設当時の様子。橋脚部分とクレーン船が見える【撮影/アピ・マガジン編集部】

写真拡大

バリ島の日本語フリーペーパー「アピ・マガジン」のアラサー女性編集者たちがリレー形式でリ アルなバリの今をレポート。効率度外視で行なわれてきたバリ島の工事現場。それを担ってきたのが「トゥカン」と呼ばれる出稼ぎ建設作業員だ。バリ島の建設ラッシュが続くなか、超低賃金で働く彼らの生活に変化はあるのか? バリ在住11年の蓮次郎子さんの報告です。

バリ島の建築ラッシュを支える存在

 2013年通年のインドネシアのGDP伸び率は前年比5.78%成長。前年まで続いてきた6%台成長には届かなかったものの、拡大する中間層の消費力は前年比5.25%増と今のところまだまだ旺盛だ。

 そんな中でリゾート地バリ島への投資も当然のごとく高まり、ここ1、2年の間に、ジャカルタなど都市部に展開するチェーン店のバリ島進出が相次ぎ、ビジネス客を主なターゲットとするバジェットホテル(低料金ホテル)も続々と開業している。

 繁華街のクタエリアを中心に、3、4年ほど前からそれらの建設ラッシュが続いている。当初はごく一部の建設現場でたまに見かける程度だった大型クレーンなどの重機や建設機械が、現在はどんどん投入されて工期もスピードアップしている。

 それはゼネコンが建設を請け負うような巨大な資本がジャカルタからバリ島へとやって来た証でもある。そんな変遷著しいバリ島の建設ラッシュを末端で支えているのが「トゥカン」と呼ばれる建設作業員たちだ。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)