「スリッパの法則」の著者が運用し3年間で 85.7%上昇の成績を残している日本株投信とは?

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設定から約5年で基準価額が2.5倍超になった「ひふみ投信」を運用するのは、カリスマファンドマネジャーとして名高い藤野英人さん率いるレオス・キャピタルワークス。「守りながら増やす」をモットーとしているが、具体的にはどんな運用を行なっているのだろうか。運用で好成績を残す秘訣とは…。

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アナリストもゴチャゴチャにするのが
ホントの分散で守りながら増やす!

「僕を含めた7人で運用している。考え方や情報こそ共有しているが、7人の個性や経歴はバラバラ。とにかく、価値観や銘柄の属性などを極力分散することを心がけ、ポートフォリオの中をゴチャゴチャにしている。だから、マーケットがどんな状況になっても、守りながら増やすことができる」(レオス・キャピタルワークス最高投資責任者・藤野英人さん)

 確かに、「五月」のハンドルネームで50万円を10億円以上にして名をはせたストリートファイター的存在の元カリスマ個人投資家の片山さんを起用するなど、運用チームは個性豊かな面々。エリートと草魂を混ぜることで人材登用の時点から分散を徹底しているわけだ。

 こうしたポリシーや抜群の運用成績が支持され、積立投資などを通じて続々と資金が流入中。あまりに資産が巨大になると運用に支障が出ることが心配されるが、「2700億円までは運用経験があるし、3000億円までなら問題ない」と藤野さんは胸を張る。

主要100社以外の研究に95%の時間を
費やして不当に安い株を発掘する!

 同ファンドはTOPIXの成績を上回るなどの目標を定めていないことでも知られるが、その理由について藤野さんは熱く語る。

「注力しているのは、ボラティリティー(上下のブレ)を極力抑えること。『守りながら増やす』を追求している。そしてリスクは日経平均より低く、上昇率は日経平均より高い運用をするのが特徴」

 大半の日本株ファンドは、時価総額の上位100社に投資を集中させる傾向が高いが、ひふみ投信は中小型株にも積極的に投資をする点でも異彩を放つ。

「僕たちは時価総額の上位100社には研究時間の5%程度しかウエートを置いていない。残る95%はそれら以外の銘柄を研究している。誰もが注目する上位100社とは違って、利益の成長性が株価に織り込まれていないケースが多いからだ。この部分を高めることで、高い上昇率を実現させる」(藤野さん)

「ひふみ投信」の得意ワザは、PER10倍以下、PBR1倍割れの割安な中小型株で、営業利益が連続して2ケタ以上伸びている会社への投資。それらが見立て通りに利益成長を続けて1株当たり利益(EPS)が増加すれば、たとえPERはそのままでも株価は利益成長分だけ上昇する。

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