「シルヴィオ・ベルルスコーニの昨日の発言について、私から言うことは何もない」

ミランのクラレンス・セードルフ監督は、11日のセリエA第37節アタランタ戦の前日会見でこのように語った。

ベルルスコーニ名誉会長は9日、社会奉仕活動で訪れた高齢者施設で、「ここの多くの人がミランのドレッシングルームを管理できるだろうね」と話している。だが、セードルフ監督はこう述べた。

「彼の発言がどういう意味なのか、私はよく理解できなかった。だから、コメントすることはない。このグループを管理するのは本当に簡単だよ。素晴らしい選手たちだからね。私は毎日彼らの仕事ぶりを見ている。我々の今の結果が、私の言っていることを裏づけているだろう。偶然で勝ち点を挙げられることはない。仕事の成果なんだ。我々の場合も、仕事が報われたんだよ」

セードルフ監督は明らかに苛立った様子で、チームの団結に関する質問に「もう笑ってしまうほどだよ。私はメディアの仕事を真剣にとらえている。だが、何度も答えた質問でからかわれることは望まない」と答えている。

ベルルスコーニ名誉会長の話題もタブーのようで、「もう君らと会長については話さない。会長は私のことには触れず、(ヴィンチェンツォ・)モンテッラ監督のことをよく言っていた? なぜ私に聞くんだ? 彼に聞けばいいだろう。とにかく、彼は私についても(賛辞を)何度も言っているよ」と述べた。

FWマリオ・バロテッリについては、このように話している。

「彼の成長ぶりは誰の目にも明らかだ。この質問も、私に会長への返答をさせようとするものだね。試合に関する質問があるなら、喜んで話そう。だが、お願いだから、何としてでも騒動にしようとするのはやめてくれ。私はバカじゃない。リスペクトを求めているんだ。私はこの世界に22年いる。常に君らに敬意をもって答えてきた。君らにも同じ扱いを求めたい」

アタランタ戦については、次のようにコメントしている。

「ホームでのアタランタと戦うのは決して簡単じゃない。我々はダービーで勝ったところで、ノっているところだけどね。これからの2試合はベストにやりたい」

「ユヴェントス戦でのアタランタは悪くなかったと思う。活発なチームだった。彼らの相手は素晴らしいユーヴェだったんだ。だが、アタランタは素晴らしいプライドを持った、良いサッカーをするチームだよ。そして、アピールしたいと望み、ビッグクラブへの移籍を夢見ている若手がたくさんある。彼らはモチベーションにあふれているだろう」