「○○」は分散しないで「△△」はこまめに分散! 株で1億円を作った「○○」「△△」とは?

写真拡大

誰も知らない株に投資して成功した米国の伝説的ファンドマネジャー、ピーター・リンチ流に、プロがまだ目をつけていない優良成長株を発掘し10倍株を狙うのがアイルさん。初心者でもカンタンに真似できる身近な銘柄に注目するやり方なのだが、さて「○○」「△△」に入るのは…。

株主総会で社長の姿勢や展望を確認し
まずは3〜5銘柄に投資先を絞り込む!

 名古屋在住のアイルさんが会社員をやめて専業投資家になったのは03年頃。当時すでに株歴は12年ほどあり、株や貯蓄でコツコツ貯めた2000万〜3000万円に退職金を加えた資金があった。

 ターニングポイントとなったのは、米国の伝説のファンドマネジャー「ピーター・リンチ」の本。

「短期売買は自分には向かないので、身近で事業内容がわかりやすい銘柄の中で、特にまだ誰にも知られていない銘柄に投資していくピーター・リンチのやり方なら、自分でも実践できるのではと思いました」

 アイルさんはいい銘柄を発掘するために、街を歩いていて業績がよさそうだな、と思う企業について、決算短信5年分を読み込むとともに、まずは最低単元を買ってみて株主総会に参加する。

「株主総会に参加すると色々なことがわかるんです。社長の雰囲気や経営に対する姿勢が確認できて直接質問もできます。社長が胡散臭いと感じる銘柄には絶対に投資したくないですし、将来ビジョンがしっかりと語れない会社もNGですね」

 こうして、ビジネスモデルがよくて成長力が高いと思う銘柄が見つかったら資金を集中させていく。

「分散投資はリスクが減るけれど大きく資産を増やすことはできません。会社の成長力を調べ上げて、ここだ、と思った銘柄が見つかったらその3〜5銘柄に集中して長期で投資するのが基本。現在も、優待狙いや総会に行くために最低単元で投資する100銘柄程度に投資しつつも、銘柄は分散しない(「○○」の解答)で成長株への集中投資と長期保有により、2銘柄で資産の80%を占める結果になっています」

2〜3年かけてコツコツと買い進め、
長い目で上昇を待って少しずつ売る!

 ピーター・リンチは、10倍株を見つけることで有名だが、アイルさんもこれまでに10倍株で成功している。1つは02年に買った当時は大証ナスダック(現ジャスダック)に上場していた「ゲオ」(現、ゲオHD)。地元愛知県の銘柄でPER10倍前後で、最初は人気がなかったが、どんどん成長していき株価は10倍以上に。また、ファーストリテイリング(9983:ユニクロ)も03年にまだ株価が3000円前後の時に買い、株価が10倍以上になった銘柄だ。

「私が狙う銘柄がまだ出来高も小さく小型株ということもありますが、リスクを分散する意味でも買う時は2〜3年かけて少しずつ買っていきます。そして、基本的にPERなどで割安感がなくなったら利益を確定しますが、売る時もどこが天井かはわからないので、少しずつ売ります。つまり売買タイミングはこまめに分散するのです(「△△」の解答)」

 アイルさんが投資する銘柄は身近な銘柄が中心なのでサービス業が多い。「店舗数などで成長のイメージがしやすいのも理由」という。地元の企業のほうが、直接店舗や本社をを見に行けるので自然と愛知県の銘柄が多くなる。

「絶対に自信のある銘柄に集中投資していくので、基本的には損切りはしません。だからこそ、銘柄選びに時間をかけています。プロがまだ目を付けていない小型の成長株は、新興市場から東証1部や地方市場から東証への鞍替えになると株価へのインパクトが大きいのも特徴です」

 ところで、今発売中のダイヤモンド・ザイ6月号には、アイルさんと同様に独自の売買方法を考えて資産を増やした個人投資家が登場し、その儲けワザを惜しみなく公開してくれている。登場しているすべての個人投資家の儲けワザは、アイルさんと同様に驚くほど簡単なものばかり。ぜひ、ダイヤモンド・ザイ6月号も参考にして資産増を目指してほしい。

 ダイヤモンド・ザイ6月号は、アマゾン、楽天ブックス(今ならポイント5倍)で送料無料で発売中のほか、全国の書店にも並んでいるので手に取ってみてほしい。