勝みなみ選手の女子ツアー最年少優勝に続いて、森田遥選手や堀琴音選手、永井花奈選手など、多くのアマチュアゴルファーがツアーを席巻している。これにはどのような背景があるのだろうか。

 私の見解では日本ジュニアゴルフの早期育成の賜物と考えている。
 以前、私が早稲田大学で取り組んだ研究において、ゴルフを始めてからプロになるまでにどれぐらいの年月がかかるかを集計した結果、10年でそのレベルまで到達することがわかっている。石川遼プロも6歳からゴルフを始め、15歳11か月でプロトーナメントに優勝しており、これを証明する結果だといえる。
勝みなみ 6歳 現在15歳
森田遥 9歳  現在17歳
堀琴音 7歳  現在18歳
永井花奈 6歳 現在16歳
 上記はゴルフを始めた年齢と現在の年齢を記したものだが、このこともわかるように、今のジュニアゴルファーは1桁の年齢からゴルフを始め、15歳〜18歳までにはプロレベルに到達する。彼女たちはアマチュアであって、アマチュアではない。すでにプロレベルの技術が確立されているのだ。
 今のアマチュアゴルファーがこの年齢でプロレベルまで到達する背景は理解して頂けただろうか。もちろんプロレベルに到達することとトッププロレベルになるとでは大きな隔たりがある。それではなぜ、多くの女子アマチュアゴルファーがトッププロレベルに達したかというと2点の要因が挙げられる。
 1つは、女子ジュニアゴルファー人口の増加。しかもただ増加するだけではなく、宮里藍プロや横峯さくらプロの影響により、低年齢からトッププロゴルファーになることを意識して練習に取り組む質の高いジュニアゴルファーが増加したことだ。これによりかつては非常に少人数だったスーパーキッズが日本全土に出現し、そして互いに切磋琢磨しながら力を蓄えてきたのだ。宮里藍プロが高校3年生で優勝して10年。ようやく宮里世代がトッププロの力をつけてトーナメントで暴れているともいえる。
 また、勝みなみ選手の優勝による女子アマチュアゴルファーの意識の変化もその要因として挙げられる。現在、トーナメントで結果を残している女子アマチュアゴルファーたちは、プロの中でどこまでやれるかではなく、優勝を明確に意識してプレーしている。この意識の変化こそ、今季のアマチュアゴルファーによる一大旋風を巻き起こした大きな要因だと言えるだろう。
 もちろんこれだけですべてが説明できる訳ではないが、これは偶然ではない。今後も女子に関しては続々とニューヒロイン誕生の可能性がある。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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