山ピーこと山下智久が女とキスする番組に、ファン悶絶死
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

 奈良県の中宮寺に『※弥勒菩薩半跏思惟像』というのがあります。

 右手を頬にあてがい、右脚を左膝にのせて「どうしたら人々を救うことができるか」思い悩まれるさまは、優美で温かな気品に満ちています。

 そして、ジャニーズ寺におわします弥勒菩薩こそが、我らが山ピーこと山下智久さんなのです。

  山ピーは、ヲタ非ヲタを問わず、全女性を救うためこの世につかわされました。

  ジャニーズに詳しくない人でさえ、「あっ、これ山ピーでしょ? 私、山ピーはスキ」とかいって愛おしげにポスターを指差していったりする。

 存在するだけで女心に灯りをともすとは、さすが山ピー菩薩!といったところです。

そんな山ピーですが、まったり英気を養うべき日曜の夜に、とんでもない試練をお与えになりました。

それは『大人のKISS英語』(死)! (http://www.fujitv.co.jp/otonakiss/)

第1回から山ピーがガチで女性を口説き、キスに持ち込むまでの流れを見せられるとは、誰が想像しえたでしょうか!?

 私も手にした線香と捧げ物を持ったまま、テレビの前でくずおれました。

 菩薩様、あんまりです……!

しかしながら、ふと見上げたテレビに映る山ピーの目に「やったった!」感はまるでなし。少々の照れの向こうには、どこまでもニュートラルな虚無が広がっていたのです。

おそらく、相手役が私でも、誰でも、たとえ男性だったとしても、『菩薩ピー』(ぼさぴー)は、まったく同じ対応をしたのではないか? ピーの瞳に宿る涅槃を覗きこむほどに、そんな確信が湧いてきます。

妬いた私がバカでした。

ヤキモチを共感に昇華させ、ただ美しきアルカイックスマイルにひれ伏すのみ。

菩薩よ永遠に!

ニルヴァーナを見すえる唯一のアイドルに、誰もかなうはずがありません。

※みろくぼさつはんかしいぞう。中宮寺のソレは、『国宝 菩薩半跏像』という。

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◆山ピーとプリッツ


突き刺すような芯は無くても
とろみのある空気で描いた円みたいな 
その声
スモーキーなささやきは
まるでありがたい念仏のようです

……なーんてね!

「何ブツブツ言ってんの?」
「なんでもない」
「ふふ。ポッキーゲーム……じゃない、プリッツゲームしよう?」

プリッツをくわえて、ウィンクする彼。

「負けたら、罰ゲーム?」
「もちろん、罰ゲーム! ……優しくするから」

これは絶対、勝てないね……!


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【山下智久】
1985年4月9日生まれの29歳。A型。左利き。NEWSでの活動を経て、現在はソロで活躍。深夜枠を逆手に取ったほのエロい英会話番組『大人のKISS英語』(CX系)は、「山ピーじゃないと許されない」と話題に。10月11日公開の映画『近キョリ恋愛』では、教え子と恋に落ちる美形のツンデレ教師・櫻井ハルカ役を演じる。

<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>

【みきーる】
編集者&ライター。出版社勤務を経て、2000年に独立。ふだんは『週刊アスキー』などパソコン誌や女性誌、ウェブサイトで編集・執筆。著作に『ジャニヲタあるある』『ジャニヲタあるある フレッシュ』『ジャニヲタ談話室!』など(イラストはいずれも二平瑞樹)。ジャニヲタ歴は、約20年。KinKi Kidsの担当に始まり、現在はグループを問わず応援する”事務所担”。mixiコミュニティ“ジャニーズチケットお見合い処”管理人。Twitterアカウント:@mikiru