織田信成(撮影:フォート・キシモト)

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2日放送、日本テレビ「アナザースカイ」では、昨年の全日本選手権をもって現役を引退したフィギュアスケート・織田信成が出演。第二の故郷というカナダで恩師、恩人らに引退の報告を行う様子を伝えた。

「1週間も空くとかなり感覚が変わってくるので、スケート靴を持たないで海外旅行に行ったことがない」と切り出した織田、ここ10年間は年に3〜4回ホームステイをしながらバリーという街で週に6回、ハードな練習を続けてきたという。

「昨年10月にカナダで国際大会があったんですけど、その時は(引退は)まだ考えてなかった。お世話になった方がカナダに沢山いるので、現役を終えてからきちんとお礼を言えてなかった」と心残りを明かした織田は、現地でリー・バーケルコーチやホームステイ先のファミリー、デビッド・ウィルソン振付師、マッサージセラピスト・青島正氏らを訪ねては涙を流して感謝の意を伝えて回った。

また、改めて引退を決めた理由を訊かれると、「オリンピックを一つ目標としていたので、それが叶わなかったということでここで一区切りかなと感じたのと、今は上手な選手が沢山いるので自分の時代は終わった」、「ここまでやりきったらいいかなという感じだった」などと、胸中を吐露した織田。

すでに泣き虫キャラとしてテレビに引っ張りだことなっているが、その今後については「未来の子供達のために教えてあげれることは教えてあげたい」と選手育成に携わる夢を語り、番組司会の今田耕司から「お弟子さんと得点見てる織田君が見れるかもわからない?」と言われると、「僕、傍にいる自信ないですよね。やっぱ泣いちゃうんですよ。“先生のほうが泣いてる”ってなっちゃう」と不安を明かし、苦笑いを浮かべた。