宮崎あおい 映画『バンクーバーの朝日』より

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12月に全国東宝系で公開がされる石井裕也監督の新作映画『バンクーバーの朝日』の追加キャストが発表された。

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『バンクーバーの朝日』は、戦前カナダのバンクーバーで差別や貧困と戦いながらフェアプレーの精神を貫き、日系移民のみならず白人社会からも称賛と人気を獲得した実在の野球チーム「バンクーバー朝日」を題材に、当時カナダに移り住んだ人々の生活を描く作品。主演を妻夫木が務め、亀梨和也、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮、佐藤浩市らが脇を固める。監督は『舟を編む』で『第37回日本アカデミー賞』最優秀作品賞や最優秀監督賞を獲得し、妻夫木主演の新作映画『ぼくたちの家族』の公開も控える石井裕也。脚本は『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』などの脚本で知られる奥寺佐渡子が手掛けている。

今回新たに発表されたキャストは、妻夫木演じるレジー笠原の妹で、白人の学校に通いながらカナダ人一家の家政婦として働くエミー笠原を演じる高畑充希、朝日軍に夢中な生徒を快く思っていない日本語学校の教師・笹谷トヨ子を演じる宮崎あおい、上地演じるトム三宅の妻で、家庭を顧みずに野球をする夫に反発するベティ三宅を演じる貫地谷しほり。さらにレジー笠原の母親で、佐藤演じる笠原清二の妻役に石田えり、日本人街でタクシー業を営む男役にユースケ・サンタマリア、朝日軍の監督役に鶴見辰吾、日本人街に住む娼婦役に本上まなみが決定しているほか、光石研、田口トモロヲ、岩松了、大杉漣がバンクーバーで暮らす日系一世の人々を演じる。

【高畑充希のコメント】
今回のような大規模なオープンセットの中でのお芝居は初めてだったのですが、本当に当時のカナダに存在出来ているみたいで、贅沢な、とても幸せな時間でした。共演した妻夫木さんも、最初は緊張しましたが、本当のお兄さんのように見守ってくださり、今ではとても頼れる兄貴です! 撮影では、10試合もある野球の試合をすべて応援していましたが、チームの皆さんが試合ごとにどんどん格好良くなっていくので、最後の方は後姿を見ているだけで泣けてきました。今回この映画に携わることで、かつての日本のかっこいい男たちを知れて本当に良かったです。クランクアップの時に皆さん男泣きされていて、本当にチームワークのいいチームだったんだなと思いましたし、それが画面から溢れ出していればいいなと思っています。私自身も、英語で「私を野球に連れてって」を歌い、チームに想いを伝えるシーンがありました。撮影前夜は眠られないくらい緊張したのですが、朝日の皆さんの温かい表情に助けられ、チームの一員になれたような気分になれたのが印象的でした。

【宮崎あおいのコメント】
監督とは「舟を編む」以来ですが、大好きな監督さんなので、呼んでいただけたことが何よりもうれしかったです。また、こんな立派なオープンセットの中で、たくさんお芝居ができることは今までなかったことなので、とても贅沢な時間だなぁと思いますし、すばらしいことだと思います。私は学校の先生役を演じさせていただきましたが、とにかく生徒のみんなが可愛くて、とても癒されましたし、それぞれに個性がバラバラなので、とても楽しかったです。本当の先生になったらこんな感じなのかなぁと思って演じました。朝日のみんなは、一か月も合宿のような形でオープンセットの中で演じられていたので、チームに絆が生まれているのが見て取れましたし、クランクアップでみんなが抱き合っている姿をみて、「青春だなぁ」と思いました。

【貫地谷しほりのコメント】
私自身、カナダと日本にこのような過去があったことを知らなかったのですが、この映画を通して、そんな力強い人たちが実際にいたことを知れて、とても感動しました。また、大規模なセットと、衣装、それから共演している子役の子のおかげもあって、すぐに、時代に入り込め、三宅家の本当の家族になったように思います。