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安倍晋三首相が26日、千葉県・幕張メッセで開催中の動画サービス「niconico」の超巨大イベント「ニコニコ超会議3」に登場した。

昨年の「ニコニコ超会議2」も訪れている安倍首相は、有識者による議論を行うブース「言論コロシアム」に登場。政治ジャーナリストの角谷浩一氏と約10分間の対談を行った後、自民党ブースに移動。痛車仕様の選挙カーに乗ってニコニコユーザーを激励した。言論コロシアムの対談では、前日行われた日米首脳会談や米オバマ大統領の印象、メーデーや消費税にういて語り、そして若者たちへメッセージを送っていた。

対談の内容は以下のとおり。

角谷氏:日米首脳会談が終わったが、落ち着いたか?

安倍首相:あらかじめストーリーも結末も決まっているが、色々なことを議論して決めていくのが首脳会談。アジア太平洋地域の平和と繁栄を確保する上で、日米同盟が主導的な役割を果たしていくと世界に示せた。

角谷氏:オバマ大統領はどんな方だったか?

安倍首相:ビジネスをさくさくと進めていくタイプ。しばらく雑談をしたりヨモヤマ話をして本題というよりは、時間を大切にいきなり本題に入っていく。日米間で話すべき課題が多かった。北朝鮮、中国、ウクライナ、TPP、たっぷり仕事ができたなと思う。

角谷氏:信頼関係が築けた?

安倍首相:信頼関係の上に、両国の関係にはさまざまな課題があり、解決していけると思う。信頼に応えていくことが大事。できることはやっている。米国も私たちの要望に応えて、ウクライナも、アジアも、力を背景とした現状変更は許さない、反対するということが明確になった。尖閣も含め、安全保障条約の第五条の対象になりますよということが明確になった。

角谷氏:メーデーに行かれたそうだが。

安倍首相:私はメーデーは初めて。代々木公園から自宅が近いので、シュプレヒコールはよく聞いていた。わりとのどかな雰囲気があった。

角谷氏:消費税が上がり、いろいろ不安がある。

安倍首相:若い皆さんの中で、仕事から離れる人も、失う人も、フリーターの人もいる。仕事を始めようとしても、なかなか一気にはいけない。そこでトライアル雇用制度を、大企業だけじゃなく中小企業にも広げて、チャンスが広がるようにしている。若い皆さんのニーズも多様化している。それに対応できる仕組みにしていきたい。

角谷氏:若者の才能をどう生かしていくのか。

安倍首相:若い皆さんの才能を活かせるかどうかに日本の未来はかかっている。世界はそういう競争に入ってきている。労働についても、もう少し柔軟な働き方ができるようにしていくことは、若い皆さんにとってもプラスになる。一時的に崩れた皆さんも、再び立ち上がってがんばろうと思えるようにセーフティネット、あるいは支援をしていく。意欲を活かせるようにしていく。

昨年10〜12月は一作年よりも2.6%成長している。有効求人倍率はリーマン・ショック後0.42倍に落ちた。これは2人の求職者に対して1人分の仕事しかない状態。私たちの政策でやっと1倍以上になったが、もっとよくしていきたい。求人が多くなれば給与も上がっていくと思うし、この4月は10年では最高の賃上げになっている。俺のところはまだだよと思っている皆さんもいると思うが、もっとよくなるようにしていくことが私たちの仕事だと思っている。

角谷氏:日本は(よくなるまで)もうちょっとか。

安倍首相:デフレ脱却で、今デフレではない状態にはなった。ここから脱却していきたい。

角谷氏:超会議、ニコ動ユーザーへのメッセージを。

安倍首相:安倍政権はまずは経済最優先で取り組んでいく。生活がよくなって給料が上がると思ってもらえる日本を作っていきたい。幸い連休の天気は良さそうだ。これも景気に影響すること。みんながウキウキできる日本を作りたい。

言論コロシアムの対談後、安倍首相は自民党ブースで"痛車"仕様の選挙カーに乗り、「ニコニコ超会議は1回目より2回目、2回目より3回目と盛り上がってきた。日本の経済も一昨年よりも去年、去年よりも今年と良くなっている」と演説。その後は自民党ブースに設置された「黒ひげ危機一髪」の"あべぴょん"バージョンを楽しんでいた。

(山田井ユウキ)