「明治香るミルク 林檎ほんのり」が東北限定で発売された

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明治は「明治香るミルク 林檎ほんのり」(500ml)を青森、秋田、岩手、福島、宮城、山形の東北6県限定で2014年4月15日に発売した。

牛乳の味や栄養をそのままに、林檎の香りをつけたまったく新しいタイプの乳飲料だ。

「口に残る、においが嫌い、後味が悪い」を解消したい

牛乳を使った製品といえば、いちごミルクやカフェオレなど果物やコーヒーの風味を加えたものが多いが、香りだけというのは珍しい。編集部で試してみたスタッフらから「なにこれおいしい」「香りがつくだけで牛乳が甘く感じる」と好評価が相次ぎ、やはり「びっくりした」という素直な驚きの声も。だれもが気になったのは、いったいなぜ、こうした製品が生みだされたのかだ。

明治の開発担当者によると、「牛乳が苦手な人にも牛乳をおいしく飲んでもらいたい」という想いが開発の背景にあるという。牛乳には、健康のためにカルシウムや乳たんぱく質を摂取する目的で飲まれている側面がある。給食の牛乳がその最たる例で、「大好きだから飲んでいるというより、好きじゃないけど健康のために義務的に飲んでいるという人も多い」という。牛乳を好きではない人は「口に残る、においが嫌い、後味が悪い」といった理由を、同社がとったアンケートであげている。においが一つ、大きな問題というわけだ。

こうした牛乳の難点を取り払い、「ミルクの新しいおいしさ」を提案するために考え出されたのが、「明治香るミルク 林檎ほんのり」。80種類以上の果実フレーバーを吟味し、林檎に決まってからも、もっとも牛乳に合う配合を試行錯誤で選び抜いた。フレーバーを決めるにあたっては「牛乳の香りと同一の香り成分が含まれている果物だとおいしく感じる」ことから、林檎のほかに桃やいちごなどが候補に挙がっていたという。「あくまでもミルクとして飲んでほしい、香りをつけすぎると牛乳ではなくなってしまう」という想いからバランスにこだわり、「牛乳を飲んだな」と思える風味を実現した。含まれる栄養素はふつうの牛乳とほとんど変わらない。

「開発は大変苦労していました」という甲斐あってか、製品を試したある幼稚園からは「牛乳(の味が苦手で)が飲めない」と言っていた子どもが、この「香るミルク」なら飲めたという報告があった。発売1週間ながら、反響は大きいという。「飲みやすい、おいしいといった反応のほかに、次は○○風味が飲みたい、といった逆にご提案もいただいていています。うれしいですね」と担当者は笑顔で話す。

「牛乳というとジュースとは違ってまじめなイメージがあると思うのですが、選ぶ楽しみを取り入れていきたいと考えています。牛乳は小さなお子さんから大人まで必要な栄養と考えておりますので、今後もおいしく飲んでいただけるよういろいろな提案をしてまいります」

今後については、新たなフレーバーの展開や、全国販売も視野に入れているという。