極限状態で

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沈没した韓国セウォル号の船内捜索は海が荒れはじめているが、25日(2014年4月)朝までに175人の遺体が発見され、いまだ127人の行方が分かっていない。そんななかで地元メディアが報じた胸の痛む2人の男女高校生の話が伝わってきた。

つながれていた2人のライフジャケット

捜索していたダイバーが右舷船室でジーンズ姿の男子高校生の遺体を見つけ外へ引き出そうとしたが、ライフジャケットの下のひもが何かに繋がって引き出せない。よく見るとひもの先には女子高校生の遺体があった。

「必ず生きよう」

2人はひもで結び合い、最後の瞬間まで恐怖と闘いながら誓い合っていたかのようだった。

ダイバーは2人を一緒に引き出そうとしたが、あまりに重かったためにひもを解き、男子高校生を先に引き出したあと女子高校生を引き出した。「その瞬間は今までの人生で一番悲しい瞬間でした。高校生たちは死の恐怖を前にどれだけ恐ろしく、辛かったことか」と悲しんだ。

ダイバーによると、通常なら繋いだひもを解くと遺体は水の上に浮かび上がるが、このとき遺体は浮かび上がらなかった。「この2人の離れたくないという思いが伝わってきて涙が止まらなかった」と話す。

司会の羽鳥慎一「こういう話を聞くと、極限状態だったのだなということが改めてわかりますね」