訪韓直前にパク大統領が習主席と電話会談、出鼻をくじかれたオバマ大統領―香港メディア

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香港メディア・大公網は24日、韓国のパク・クネ大統領が23日に中国の習近平国家主席と電話会談を行ったことについて、オバマ米大統領の訪韓を前に中国との強い関係をアピールする狙いがあったとする国外メディアの評論記事を紹介した。

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パク大統領は、23日に習近平主席と電話会談を行い、3つの重要なメッセージを送った。25日にオバマ大統領が訪韓する前から、あらゆる事柄を習主席に報告していたのだ。
1つ目は、北朝鮮の核実験問題。この問題を名目に電話会談を行ったパク大統領は、「北朝鮮問題においては中国寄りの立場を示す」という意思を自らの行動で示したのだ。オバマ大統領の訪韓を待っているのは、「米国と一緒になって北朝鮮を挑発することを望まない」という中韓の共通認識のみである。
2つ目は、TPP問題だ。今回の訪韓でオバマ大統領は、韓国のTPP協議年内参加を取り付けるだろう。しかし、米国自身の都合で年内に協議がまとまりそうもないTPPよりも、韓国政府は間もなく合意締結が見込まれる中韓FTAを重視している。パク大統領による習近平主席への「礼儀」は、TPP問題で中国に挽回のチャンスがあることを示すものだ。
3つ目は、習主席に「オバマ訪韓」に対する態度を自ら示したこと。今回歴訪する4カ国のうち、韓国だけは「国事訪問」ではない。セウォル号沈没事故への配慮、という声もあるが、これも早々にセッティングしていたことだろう。また、事前に習主席に連絡を取ったことからも、米国に対するパク大統領の消極性が伺える。
同盟関係強化、中国とのバランスを取る「強い米国」のアピールを目的としたオバマ大統領のアジア歴訪。しかし韓国について言えば、「戦う前から負けていた」のである。
(編集翻訳 城山俊樹)