左から、栗原さん、下村さん、長谷川さん、阿部さん

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いよいよ今週末に迫ったニコニコ『超会議3』。各ブースの情報もほぼ出揃い、2日間をどう楽しむか、今からワクワクしているユーザーも多いだろう。

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そんな中、準備で大忙しのドワンゴ担当者たちに集まってもらい、本番直前インタビューを実施した。アパッチは本当に搬入できるのか、『超会議』フードのイチオシメニューは何か、ふなっしーは超パーティーで何を見せてくれるのかなど、ユーザーとして気になるところを直撃してきたぞ!

メンバー
事務局長・長谷川さん
超パーティー担当・阿部さん
超フードコート担当・下村さん
オフィシャルサイト担当・栗原さん

――本番直前のこんなときに集まっていただいてありがとうございます。もう準備も大詰めだと思いますが、『超会議』も3回目ですので、以前よりはかなり慣れたのでは?

長谷川「イベントには慣れてきたんですが、『超会議』には慣れないですね。作っている側からすると、毎回中身がぜんぶ違うので定形がないんですよ。

初回の『超会議』は「気がつけばできちゃったね」、みたいな感じ。2は初めて考えながら手探りでイベントを作り上げました。3はそれも含めて、イベントをどう作るのかがわかったので、初めてちゃんとゼロから作れている実感がありますね」

下村「私は超フードコート担当ですが、特に初回のフードは惨事でしたからね……(笑)。結果、なんとか乗り切ったって感じで、大変かどうかさえもわかりませんでした。2では初回の反省を活かして良かった面もあったのですが、規模が大きくなって気が回らなかった部分も出てきました。

それを踏まえて今回はやり方を見直して、組織体制も運営方法も一から仕組みを作り直しています。実質、今回が初回みたいなものですね」

――前回からの一番の改善ポイントは何でしょう。

長谷川「運営的な部分でいうと、ずばり弁当ですね!」

――べ、弁当?

長谷川「2ではスタッフのために用意した弁当がすごく評判悪くて……。簡易的な弁当を出したらスタッフからクレームが多かったんですよ。士気にも関わりますし、これはいかんと。そこで今回は社内でお弁当総選挙を開催しました。弁当会社さんを4社集めて皆で投票したんです。これで皆のモチベーションが上がるといいなと」

阿部「うらやましい! 僕が担当している超パーティーのリハは休みがまったくないので弁当が食べられないんです。去年なんてアーモンドチョコをひたすら食べてましたよ(苦笑)」

長谷川「そういう意味ではまだ恵まれてるのかな(笑)。とにかく、今回の『超会議3』のキャッチコピーは『全員主役』。この全員にはスタッフも含まれているんです。全員が楽しめるイベントにしたいなと」

――弁当以外の話も聞かせてもらっていいですか?(笑)

下村「じゃあ超フードコートから。前回に比べてフードは食数を1.5倍に増やしています。というのも、毎回売り切れになってお客様をがっかりさせてしまっているので、今回は大きく出ました。

数を売ろうとすると回転効率の良いメニューが必要なんですが、だからといって品質は下げたくありません。そこでどうバランスをとるか考えた結果、従来のようなネタ系のフードは数量限定メニューとし、回転率を求めるものはファストフード的に提供することにしたんです。

あとはポップコーンワゴンを設置したことがチャレンジですね。『超会議』ってフードがメインのイベントではないので、フードだけを目的に超会議にを来る人って少ないんですよ。あくまでも会場を回ってもらってナンボ。それなら超フードコートに来なくても食べ歩けるようにしようということで、用意しました」

――イチオシメニューは何ですか?

下村「限定メニューと言いたいところですが、どうしても数が限られるので、通常メニューから。思い入れがあるのはハンバーガーですね。チェーン店のハンバーガーってどうしても写真と実物にギャップがあって「写真詐欺」とか言われるので、そう言われたくないという思いで作りました」

長谷川「ブースでいうと、大相撲が大きく取り上げられていますが、運営的にはアニメエリアをかなり増強しているんですよ。今までアイドルマスターなどは単体ブースだったのですが、今回はアニメエリアに統合して力を入れてやっています。ステージはもちろん、いろいろな体験もできるので、ちょっと作品を知っているくらいでも楽しめると思います。

作品もプリキュアや仮面ライダーなど、子ども向けのコンテンツも入れていて、ベビーカー置き場も今回から設置しました。大きなお友達だけじゃなくて、ちゃんと小さな子どもも楽しめるようにしています」

――実際に家族連れが多いのですか?

長谷川「そうですね、もちろん20代が多いとは思いますが、50代の方も1%くらいはいるんですよ。囲碁将棋や言論、大相撲などは比較的年齢層も高めですしね。『超会議』は10万人規模のイベントなので、1%といっても数としては結構多くなります。幅広い世代の方に楽しんでいただけるようにしています」

下村「まったくニコニコ動画に触れたことがなくても、相撲は観てみたいっていうのはありますよね。今回、僕も大相撲のチケットを買って、親にプレゼントしたんですよ。親はニコニコを使っていないんですが、これが接する機会になるのかなと」

――そういったニコニコ初心者はどんな風に『超会議』を楽しんだらいいのでしょうか。

栗原「メジャーな企画やブースも多くありますし、ニコニコを知らなくても普通に回るだけで楽しいと思いますよ。オフィシャルサイトにおすすめコースもあるので、ぜひそちらを見てほしいですね。サイトには前回の様子や出展企業ブースの情報も多くあるので、当日の前に『超会議』の熱気や勢いを感じていただければと思います」

――これだけブースが多岐にわたっていると、オフィシャルサイトを作るのも苦労しそうですね。

栗原「そうですね。トップページの画像でも、しんかい6500が出てきた後にダイオウグソクムシが出てきて、その後に『踊ってみた』が出てきて……もうよくわからないですよね(笑)。それが『超会議』の面白さでもあるので、超会議のお祭り感を感じていただけたらと思います」

下村「ニコニコの特徴って多様性なんですよね。宇宙も深海もゲームもアニメも何でもある。だから、これといった目的がなくてもふらふら歩いているだけでも何かしら刺さるところはあると思います」

――アパッチといえば、どうやって持ってくるのか気になっていたのですが……。

長谷川「アパッチはめちゃくちゃ大変だったんですよ。実は着陸できないってことになっていまして、ここ1週間くらいの懸案事項でした。自衛隊さんも配慮してくれて、「代わりに小さいヘリを持ってきましょうか」とまで言っていただいたんですが、もう発表もしたし絶対に入れないとまずい。いろいろ検証した結果、いろんな工夫や知恵を絞ってやっと搬入することが出来るようになりました。最初は牽引車でスマートに運び込むつもりだったんですけどね(笑)」

――そ、それは大変ですね。しんかい6500はいかがですか?

長谷川「しんかい6500は当たり前ですけど、普段陸に上がることがないので、陸揚げする港や業者も限定されているんですよ。どう上げるのかとか、保険はどうするのかとか、どのルートで運ぶのかとか、こちらもかなり大変でしたね」

――発表してから運搬方法を考えているように見えるのですが……。

長谷川「そうです。発表してから考えています(笑)」

――超パーティーについても伺いたいのですが、昨年よりも人数がまた増えていますよね。

阿部「ええ、200名ほど……」

――さらっと言いましたけど、200名追加っていったら大変ですよ?(笑)

阿部「もう感覚が麻痺しちゃってますね(笑)」

――超パーティーは特にユーザーからの期待も大きいイベントだと思います。期待に応えるためにどんなことを意識してステージを作っているのでしょう。

阿部「いわゆるよくあるフェス形式だと、ファンの方が大勢いらっしゃるアーティストの方が数多く出演し、ご自分のステージを担当されて終演になりますよね。でもそれはニコニコ的ではなくて。ニコニコには有名な方もいればそうでない方もいます。好きなアーティストを目当てに来たお客様にも、どうやって全てを楽しんでもらえるかを意識しています」

――出演者同士のコラボなどもその一つでしょうか。

阿部「そうですね。たとえばアイドルであれば、歌うだけじゃなく、そこに笑えるシーンを入れておくなどすると、ファンでなくても『面白い』と思えますから。超パーティーはサーカスなんですよ」

――サーカス?

阿部「サーカスってお客さんも演者になって、何かを作り上げる場所なんです。たまたま『からくりサーカス』を読んでいてなるほどって思ったんですけど、昔からサーカスってそういうものなんですね。一方的に見てもらうんじゃなく、お客さんと一緒に場所を作っていくもの。3では2以上にお客さんが舞台に上がるチャンスを増やしたいと思っています」

――見どころなども教えていただけますか?

阿部「そうですね……まず、ふなっしーは"もえ"ます」

――その「もえ」はどっちの「もえ」なんでしょうか(笑)。

阿部「いろんな意味で、という回答に留めさせてください(笑)。あとはMICHAEL(松岡充、豊田和貴、赤松芳朋)ですが、これは昨年の超パーティーで『くるみぽんちお』を歌った松岡さん同様、ギャップを楽しんでいただけます」

――有名人の方ですと、他には声優の古屋さんでしたら、影山ヒロノブさん、ジュディ・オングさんなんかも出演されます。特にジュディ・オングさんは驚きました。

阿部「予想外ですよね(笑)。今回、台湾とのコラボがテーマのひとつだったので、じゃあジュディ・オングさんだろうと。古屋さんは代表作がたくさんあるのですが、有名なものをやっていただけます。今年が午年なので、この世にはいない馬……というのがヒントですかね。影山さんは内緒ですが、『Z』な感じでやっていただこうと」

――言っちゃってるじゃないですか!(笑)

阿部「(笑)。他にもボカロステージは去年よりパワーアップしていますし、陸上自衛隊中央音楽隊の皆さんにはアニメ、ゲーム、ボカロ曲をメドレーで演奏していただきます。恭一郎さんは演目中に痩せますので乞うご期待です」

――痩せる……?

阿部「ええ。√5の蛇足さんは今年もシチュエーションにご注目ください。あとは『SKILL』をやるのですが、「MOTTO! MOTTO!」が「HOT! HOT!」な状態になる演出があります。こちらも楽しみにしておいてください」

――本当に盛りだくさんすぎてカオスですね。最後にスタッフの皆さんの個人的な『超会議』の目標や達成したいことを教えてください。

阿部「終わったときに泣かないことですかね(笑)。いつも泣いてしまうので」

栗原「超ZUNビールの「超白ひろゆき」が気になります。 仕事中ですけどね(笑)」

下村「フードが売り切れてなにも食べられなかったという状態を防ぎたいのと、あとは初挑戦のポップコーンワゴンを成功させたいです。今回、バケットを作りますので、それが完売してほしいですね。これが成功するかどうかで、今後町会議などで同じことがやれるかどうか決まるので」

長谷川「今回、来場者12万人という数字を目標として掲げているのですが、12万といってもそこにはいろんな人がいるわけです。前回以上に雑多な人たちが来るので、皆に笑顔で帰ってもらえる『超会議』にしたいですね」

――ありがとうございました!

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