小説「カジュアル・ベイカンシー 突然の空席」が英BBCと米HBOの共同製作でテレビドラマ化される J・K・ローリング
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 「ハリー・ポッター」シリーズで知られるJ・K・ローリングの初の大人向け小説「カジュアル・ベイカンシー 突然の空席」が、英BBCと米HBOの共同製作でテレビドラマ化されることが明らかになった。The Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じた。

 同作は、ローリングが「ハリー・ポッター」完結後の2012年に発表した小説。イギリスの田舎町を舞台に、議員の急死により突如生まれた議会の空席をめぐって繰り広げられる人間模様が描かれている。日本では2012年12月に邦訳が刊行された。

 原書の刊行直後には英BBCが映像化権を獲得したことが報じられたが、このたび、米ケーブルテレビのHBOとの共同製作になることが決定。計3時間のミニシリーズになるといい、ローリング自身が製作総指揮を担当。今夏に撮影を開始する。

 米HBOは近年注目を浴びているケーブルテレビ局で、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」といった話題作の製作で知られている。「ハリポタ」作者の新たな映像化作品というだけでなく、HBOが製作に絡んでくるということで、完成の暁にはテレビ業界の話題をさらうことは確実の一作だ。(編集部・福田麗)