三度のメシより肉が好き......という、肉マニアの方々に朗報です!

 ゴールデンウィーク(GW)の真っただ中の5月2日(金)〜6日(火)の5日間、日本最大級の肉のイベント「肉フェス」が開催されます。会場の駒沢オリンピック公園中央広場には、全国各地から、牛、豚、鶏、馬肉が集結。なんと日本に限らず、世界の肉料理が楽しめるイベントになるそうです。

 それにしもて肉フェスという、ストレートすぎるネーミング。主催者の並々ならぬ肉への情熱と信頼を感じずはいられません。迷わず肉フェス。いや、迷ったのかもしれませんが。まぁ、子供から大人までみんなお肉好きですからね。

 さて、このように「フェス」が開催されるほど、訴求力ありまくりのお肉ですが、そんなお肉を生産者がどのように作り出し、どんな工程を経て店頭に並べているのか、ご存知の方は少ないのではないでしょうか? 

 食肉を生み出す人々を知るために、ぜひ手に取って頂きたいのが、大阪貝塚市で精肉業を営む家族の絆を描く『うちは精肉店』です。著者は写真家/映画監督の本橋成一さん。ドキュメンタリー写真絵本という体裁を取った同書は、家族総出で牛の飼育・食肉処理・販売の全てを行なっている北出さん一家を丹念に写しています。 

 解体の日は家の裏にある牛舎から牛を引き出し、ノッキングというハンマーを牛の眉間に打ち込む方法で、一瞬にして牛を「割る」。生き物の命を頂くことから、「殺す」とは言わず、牛を「割る」と言うのだそうです。

 その後、牛の皮をナイフ1本で剥ぎ、内臓を取り出し、最後に枝肉を電動ノコギリで分断します。牛1頭を解体するのにかかる時間は約1時間。手際よく解体してゆく様子はまさに職人技で、息をのむほど......。

 現在公開中のドキュメンタリー映画『ある精肉店のはなし』にも、同書著者の本橋さんはプロデューサーとして参加しています。"映画版"も、精肉業について敬意をもって丁寧に表現することに成功しています。

 なかなか実像が伝わりにくい精肉業界ですが、両作とも、私達がふだん何気なく食べているお肉がどのように作り出されたものなのか、命を頂くとはどういう意味なのかを気付かせてくれます。



【参考サイト】
『肉フェス』公式サイト
http://food-nations.com/


映画『ある精肉店のはなし』公式ホームページ
http://www.seinikuten-eiga.com/



『うちは精肉店』
 著者:本橋成一
 出版社:農山漁村文化協会
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