10年ぶり「恋の門」コンビ再び、松尾スズキ×松田龍平で新作映画。

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映画「恋の門」から10年、松尾スズキと松田龍平が再びタッグを組んだ「ジヌよさらば 〜かむろば村へ〜」が、2015年春に公開されることがわかった。

「ジヌよさらば 〜かむろば村へ〜」は、人気マンガ家のいがらしみきおが、「ビッグコミック」(小学館)に2007〜2008年に連載していた人気コミックが原作。松尾が監督、松田が主演を務め、ほかに阿部サダヲ、松 たか子、二階堂ふみ、西田敏行ら日本を代表する俳優陣が顔を揃える。撮影は5月5日から開始する予定だ。

松尾監督は「一銭も金をつかわず生きるという極端なテーマは、過去に発表されたにも関わらず、経済的に混迷する現在にピッタリだと思いました。龍平と『あまちゃん』で共演したり、最近の仕事を見るに『のってるな!』と思い、10年前のコネの使いどころはここだとねじこんでみました」と、松田との“再タッグ”についてコメント。

また、ほかのキャストについても「阿部は自分が育てた俳優なのに、いつもスケジュールで捕まらず、やっと映像で仕事ができると喜んでいます。松さんは『東京タワー』に出ていただき、その透明感に魅了されていました。二階堂さんとはドラマの時に知り合い『面白い子だなー』と思っていたらめきめきと頭角を現して来て、今が旬だと狙い撃ちしました。西田さんは昔から尊敬する俳優で、まさか受けてくださるとは、逆におっかなびっくりです」と、それぞれの印象に触れ、「今回は地方に行ったきりの撮影でまさに逃げ場がない。腹をくくって映画監督に徹するよう、自分に催眠術をかけているところです」と意気込みを語っている。

一方、主演に起用された松田は「『恋の門』に続いて松尾スズキ監督の作品に出演出来ることを心より嬉しく思います。今回僕が演じる役はお金恐怖症の銀行員です。この現代社会でお金を使わずに生きていけるのか、という題材も楽しみです」と心躍らせている。

そして原作者のいがらしみきおは「私の作品でははじめての実写映画が、こんなに豪華なスタッフとキャストで実現されるとは信じられない思いです。原作の『なにも売らない なにも買わない ただ生きて行く』というテーマが、敬愛する松尾スズキさんの手によって、どう変化し、化学反応するのかとても楽しみです。きっとこれからの日本の行く末の影と光を示してくれるものになるでしょう。この映画の完成を見るまでは死ねないな、と思いました」と、初の実写化を喜んだ。

映画「ジヌよさらば 〜かむろば村へ〜」は2015年春、全国公開。

☆「ジヌよさらば 〜かむろば村へ〜」ストーリー

銀行勤務ながら金アレルギーになり、会社を辞め、東北地方のとある寒村にやってきた主人公(松田龍平)。お金を一切使わない生活を目指してやってきたその村には、隠された過去を持つ異常に世話焼きな村長(阿部サダヲ)と美しいその妻(松たか子)、自ら“神様”を名乗り、皆からそう慕われている老人(西田敏行)など、想像をはるかに超える、濃い村人たちがいた。お金に背を向け村人たちに向き合ううちに、主人公の暮らしは、思わぬ方向に走り出してゆく。果たして人は、一銭も金を使わずに生きてなど、いけるのか?経済が混迷する現代に放つ、衝撃のスラップスティックコメディ。