単元株数の変更や株式分割によって、最低投資額が引き下げられる銘柄が増えている。1年間の投資額が100万円というNISAもスタートしたことで、今後もこうした動きが活発になることを望みたいが、まずは、実際に最低投資額が下がった銘柄を見てみよう。

単元株の変更に合わせてキリンHDは
100株以上の株主にも優待新設を予定!

 単元株数の変更や株式分割によって、最低投資額が引き下げられる銘柄が増えている(表を参照)。有名株もしかりで、キリンホールディングス(東証1部、2503)は4月1日に、単元株数を1000株単位から100株単位に変更。これまで140万円程度の資金がないと投資できなかったが、約10分の1の14万円程度でまで下がり、NISA口座での投資も可能になった。単元株数の変更に伴って、キリンホールディングスは、100株以上の株主にも優待の実施を予定している。

 マツダや日本航空も年内に引き下げの予定!
 ●3月末以降に単元株数変更や分割を実施する主な有名株(予定を含む)







実施日 単元株数 株価
(4月4日)
最低投資額
変更前 変更後 変更前 変更後
【会社名(コード)】 キリンホールディングス (東1:2503)
4月1日 1000株 100株 1402円 140万円 14万円
【会社名(コード)】 コニカミノルタ (東1:4902)
4月1日 500株 100株 975円 49万円 10万円
【会社名(コード)】 コロワイド (東1:7616)
4月1日 500株 100株 1047円 52万円 10万円
【会社名(コード)】 小糸製作所 (東1:7276)
4月1日 1000株 100株 1884円 188万円 19万円
【会社名(コード)】 日本電工 (東1:5563)
7月1日 1000株 100株 277円 28万円 3万円
【会社名(コード)】 マツダ (東1:7261)
8月1日 1000株 100株 479円 48万円 5万円
【会社名(コード)】 J. フロント リテイリング (東1:3086)
9月1日 1000株 100株 711円 71万円 7万円




実施日 分割比率
株価
(4月4日ベースの理論値)
最低投資額
変更前 変更後 変更前 変更後
【会社名(コード)】 アステラス製薬 (東1:4503、100株)
3月末 1対5 6050円 1210円 61万円 12万円
【会社名(コード)】 テルモ (東1:4543、100株)
3月末 1対2 4502円 2251円 45万円 23万円
【会社名(コード)】 日本電産 (東1:6594、100株)
3月末 1対2 1万2452円 6226円 125万円 62万円
【会社名(コード)】 ぐるなび (東1:2440、100株)
3月末 1対2 2916円 1458円 29万円 15万円
【会社名(コード)】 エイチ・アイ・エス (東1:9603、100株)
4月24日 1対2 5710円 2855円 57万円 29万円
【会社名(コード)】 日本航空 (東1:9201、100株)
9月25日 1対2 5160円 2580円 52万円 26万円

 居酒屋を展開するコロワイド(7616)も、単元株数を500株から100株に変更したが、こちらは優待がもらえるのは500株以上の株主のまま。とはいえ、最低投資額が10万円台になったことで、タイミングを分けて少しずつ買えるようになるのはメリットだ。

「2010年に単元株数を引き下げた、塩やコショウを手がけるダイショーは、同時に100株保有の株主への優待の新設を発表して、株価が急騰しました。キリンホールディングスは株主総会のお土産も人気なので、お土産狙いでも12月の権利確定に向けて個人投資家がかなり増えるのでは」と、ブログ『毎日優待三昧』の管理人のrikaさんは予想する(今後のお土産の有無は未定)。

 rikaさんは、このほかケンタッキーフライドチキンを展開する日本KFCホールディングスやワコールHDなど、現在100万円以上の資金がないと買えない銘柄の単元株数変更も期待している。今後の単元株数変更や株式分割には要注目だ。

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