韓国南西部の珍島(チンド)沖で旅客船「セウォル号」が沈没した事故で、日本政府が打診した救援活動の支援を韓国の海洋警察庁が辞退したことを受け、韓国では波紋が広がっている。

 複数の韓国メディアは、読売新聞が18日付で報じた記事「韓国『特段支援はいらない』…海保の申し出辞退」を引用し、紹介。海洋警察庁が「申し出はありがたいが、現在、特段の支援を要請する事項はない」と答えたことも伝えた。

 同報道は韓国のネット上で急速に拡散し、賛否両論の意見が集まった。日本の支援を受け入れるべきだと考えているユーザーは「子どもたちを助けるためには自尊心や政治的な問題を捨て、誰の助けであっても受けるべきだ」と主張。受け入れに反対するユーザーは「セウォル号の救助は、潮流の速さと悪天候が問題なだけ」、「すでに人力も支援も十分」だとし、「日本の支援は必要ではない」との見方を示した。

 一方、韓国国内では政府の対応をめぐって不満が噴出している。行方不明者の家族の中には、日本からの支援を辞退したことについて「一体どういうことだ」と怒りをあらわにする人もいたという。(編集担当:新川悠)