韓国の旅客船セウォル号の沈没事故で、韓国国内では進まない救援活動への批判が強まり、韓国メディアからは「国辱」との指摘も出ている。中国メディア・環球時報が19日、報じた。
韓国東亜日報は18日、「セウォル号沈没事件が発生した4月16日を国辱記念日にすべきだ」と主張する社説を掲載した。韓民族新聞も同日、事故現場の指揮や処理のまずさを指摘し、政府の能力に疑問を投げかけた。ある政治家は、事件が人災であることは疑いなく、政府と政界に対する失望をもたらしていることを明かしている。韓国国民日報は、「今回の救援活動は典型的な途上国のもの。混乱や拙速で救援活動が遅れた」と主張した。
一方、米ニューヨークタイムズは、「船長は真っ先に逃げ、船上の44艘の救命ボートは2艘しか降ろされず、船が傾き沈み始めた時には船内放送で数百人の乗客にそのまま待機するように呼びかけた」などと列挙し、人為的なミスが重大な結果につながったとしている。米国の専門家は、「海上の安全に関する訓練に問題があったことは明らか。船の責任者と監督当局の責任だ」と指摘した。米ワシントンポストは、ボランティアで救援活動に参加しているダイバーが「現場責任者は、潜るための酸素ボンベも、沈没船の見取り図も示さない。救援本部の対応はひどい」と話していることを紹介している。
(編集翻訳 都築)