投資情報会社・フィスコ(担当・村瀬智一氏)が、株式市場の4月14日〜4月18日の動きを振り返りつつ、4月21日〜4月25日の相場見通しを解説する。

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 先週の日経平均は上昇。16日には日経平均が今年2番目の上げ幅を記録するなど、直近の急ピッチの下げに対する自律反発の流れが強まった。米国では個人確定申告の期限を迎えるなか、納税資金確保の為の売りが一巡。本格化する決算ではインテルやヤフーが評価された。特にヤフーの決算ではアリババの好業績が確認されたことでソフトバンク<9984>が急動意。これが日経平均のみならず、個人主体の中小型株への物色に波及する格好になった。

 また、米国で懸念されていたモメンタム株の下げに落ち着きがみられてきたことも安心感につながったようだ。そのほか、財務相による年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に絡んだ要人発言が相次ぐ中、売り込みづらい状況に。ジュネーブで行われた米国、欧州連合(EU)、ロシア、ウクライナの4者協議は、ウクライナの緊張緩和に向けた枠組みに合意したこともリスクオンに向かわせる格好だった。

 日経平均は今年2番目の上げ幅を交えたリバウンドにより、心理的な抵抗線として意識される25日線を捉えている。まずは、目先的な達成感につながってもおかしくない水準であり、自律反発の範囲内であろう。今後は日本でも決算発表が本格化するなか、業績を手掛かりにした物色による上昇を見極めるところになりそうである。

 また、米国でもアップル、フェイスブックなどの決算が予定されている。足元で波乱含みの状況が続いていたモメンタム株の復活が期待されてきそうである。そのほか、23日にはオバマ米大統領が訪日する(25日まで)。TPP問題などの進展がみられる可能性もあるため、関連銘柄への注目度が高まる可能性がある。

 国内の決算ではホンダ<7267>、NTTドコモ<9437>、コマツ<6301>などが予定されている。足元で弱い動きが続いているホンダ<7267>などがアク抜けの動きをみせてくるようだと、今後本格化する決算を前に安心感につながるほか、押し目拾いの意識に向かわせよう。