ショップの長時間待ちを解消する！電話で解決できる「お客様センター」活用の裏ワザ
そう言えば、MNPだけでなく、「手続きのためにショップに足を運んだのに混んでいて待たされた」という話はよく聞く。ちょっとした手続きでも休日にキャリアのショップにいくと、2時間以上待ちというケースも少なくない。
スマートフォンの利用者数と購入者の増加に伴い、ショップでの1人あたりにかかる接客時間は長くなっている。事実、NTTドコモでは昨年夏にショップでの待ち時間短縮を目指して1800店舗にタブレットを配置し、カウンター以外の店内フロアでも簡易的な受付をできるようにしているほどだ。
キャリアショップの無駄な待ち時間を無くす方法はないのだろうか？
●意外に知られていない、使われていない「お客様センター」の便利さ
スマートフォンは、ショップに出向かなくても電話で解決できる「お客様センター」（またはインフォメーションセンター）がある。
「お客様センター」は、スマートフォンのトラブルの時に使うものと思っている人が多いが、トラブル以外にも多くのことが、お客様センターへの電話で解決できることはあまり知られていない。
ケータイ会社により手続きできる内容自体に差はあるが、以下のことができる。
・有料／無料オプションサービスの見直し
・料金プランの変更
・契約内容確認
・住所変更
・紛失したケータイの停止、再開
・MNP予約番号発行
・スマートフォンやガラケーの操作、故障相談
つまり、住所変更やMNP予約番号発行、ケータイのオプション見直し、プラン変更まで、わざわざショップへ足を運び、かつショップで長い時間を待たなくても、電話一本で完了できてしまうのだ。
お客様センターでは、担当者と話すことができるので、「なにか有料のオプションに入っていますか？」「プランを見直したいのですが」など、ざっくりと相談できるのが安心なのだ。これは、どうすればいいかわかっていないと上手く使えないインターネット手続きと比べて、とても楽に使うことができる大きなメリットだ。
●お客様センターでも待たされない方法
KDDIの電話窓口混雑予想カレンダー（2014年4月分）は土日が繋がりにくいことを示している
電話だけで解決できる便利な「お客様センター」も混雑しやすい日や時間帯が存在する。
・混雑しやすい日時
混雑しやすい日 月末や月初め、土日、16日〜その週末まで、連休後すぐの平日など
混雑しやすい時間帯 9時〜11時、17時以降
・空いている日や時間
空いている日 混雑しやすい日以外の平日
空いている時間 12時〜14時ころ
混雑する理由としては、月初めや月末はオプションや料金プランの見直しの相談が増加したり、連休後はケータイの故障相談や紛失手続きが多くなったりするからだと思われる。
また午前中は「早めに手続してしまいたい」という人、17時以降は「仕事終わりに手続きをしたい」という人が多くなるようだ。
あくまでも目安となるが、こうした日時を避ける事で比較的待ち時間も少なく、お客様センターを利用することができるだろう。
●さらに待ち時間を少なくする活用裏ワザ
お客様センターでの通話を簡単で短くするコツや方法もあるので紹介しておこう。
実際にお客様センターへ電話すると、最初に必ず下記のような自動音声ガイダンスが流れる。
「ガイダンスの途中でも操作が可能です。1、プランの見直し 2、電話機の操作〜〜」
この自動音声ガイダンスを最後まで聞いていると最終的には5分以上かかってしまう。そこで、先回りしてガイダンスの途中で操作をしてしまおうというものだ。
例えば、NTTドコモで担当者とすぐに話しをしたい場合は、ドコモのケータイより「151」、つながったら「0」ボタンを押すことで担当者と話せる。こういった番号については、各社の総合カタログやホームページに記載されているため、一度目を通しておいても良いだろう。
NTTドコモのお客様センター便利機能の表。同じような機能が他社にもある
●お客様センター利用の前に「ネットワーク暗証番号」の確認を
お客様センターでの手続きでも、躓くポイントがある。それが「ネットワーク暗証番号」である。
「ネットワーク暗証番号」は、携帯電を話契約する際に、最初に契約者が決める4桁の数字による暗証番号だ。契約者本人確認で必ず使われる。
つまり、この4桁の数字がわからないと、「お客様センター」だけなく、様々な手続きで処理がそこで止まってしまうので、電話をする前に確認しておこう。
●お客様センター利用になれたら
簡単で便利なお客様センターだが、実は最も早い手続きというわけではない。
最も早い手続き方法は、「インターネット手続き」だ。こちらは、原則24時間、いつでも受け付けている。しかし、「インターネット手続き」は、お客様センターを利用するより、何をどうするにかなど、利用者側の知識も求められる。
お客様センターでの相談や対応に慣れてきたら徐々にインターネット手続きを試してみるとよい。そうすることで、さらに時間を無駄にしないで、スマートフォンの料金やサービスをお得に利用できるようになるだろう。
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布施 繁樹
