中国のニュースサイト・中国新聞網は17日、「韓国旅客船沈没事故の生存者が語る:友だちが流されるのを目の前で見た」と題した記事を掲載した。
16日午前、400人余りを乗せた旅客船「セウォル」号が全羅南道珍島郡屏風島から北に約20キロの海上で浸水事故を起こし、約2時間20分後に沈没した。この事故により、複数の人が亡くなり、いまだに200人以上の行方が分かっていない。韓国紙・中央日報は救出された学生が語った事故の瞬間を紹介した。中には友人が流されるのを目の当たりにした学生もいる。
旅客船には安山檀園高校2年の修学旅行生325人が乗っていた。生徒の証言によると、船が揺れ出したのは16日午前8時40分ごろ。そのうち、船体が傾き始め、生徒たちはパニックになった。わずか2〜3分で窓が海水に隠れた。「危険なので出ないで下さい。救助を待ってください」との船内放送が流れたが、船はどんどん海中へ。それでも船内放送は「動かないでください」を繰り返すのみで、救命胴衣着用などの指示はなかった。
船体はほぼ90度に傾いた。水は腰のあたりまで来ていた。複数の生徒が救命胴衣が設置されていた板の上によじ登った。ところが、板が突然割れて、何人かが部屋の中に入ってきていた海水の中に落ち、そのまま流されてしまった。証言した生徒も水の中に落ちたが、必死に泳いでいる間に救助のヘリコプターが到着し、間一髪で救出されたという。
(編集翻訳 小豆沢紀子)