葛西紀明 (写真:フォート・キシモト)
ソチ五輪で銀・銅ふたつのメダルを獲得し、国民的ヒーローとなったスキー・ジャンプの葛西紀明さんが、ようやく公の場で謝罪に臨みました。

葛西さんが謝罪したのは、世の多くの女性たちに対して。

葛西さんはソチ五輪以降、独身イケメンメダリストとして多くの女性から熱い視線を送られてきました。葛西さん自身も、団体でのメダル獲得後に「(自分が所属する)土屋ホームで家を建てたい」「(一緒に住む)相手ができてから家を建てたい」と語るなど、花嫁募集中の雰囲気をジンワリと漂わせていたもの。

しかし、実は個人ラージヒルで銀メダルを獲得した日に、かねてより交際中の怜奈さん(旧姓・張磨=はりま)に国際電話でプロポーズをしていたことが、のちに明らかになりました。狙おうと思ったときにはすでに売約済だったという現実。これは、雪をも溶かす勢いで火照った女性たちのハートを大いにダダ滑りさせるものでした。

葛西さんはその点について、16日夜のTBS「NEWS23」で「(結婚することを)隠してました! ハハハ」とコメント。バツの悪そうな顔を見せ、世の女性への無言の謝罪を行なったのです。これは別の謝罪会見でたとえるなら「ずっと前から耳は聞こえていました」「STAP細胞はありません」とアッサリ表明するレベルで潔い、男の謝罪と言えるものだったのではないでしょうか。

ただ、葛西さんが謝るべきお相手はまだいます。

ひとりは女優の相武紗季さん。葛西さんはソチ五輪からの帰国後に、フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」に出演し、相武紗季さんと共演を果たします。これは葛西さんからの希望によるものだとのことで、相武さんの魅力を本人を前に熱っぽく語るその姿は、世間的にも相武さん的にも「狙ってるな…」と感じさせるものでした。しかし、葛西さんはもうその時点で結婚を決めていた。

そして、もうひとりがソチ五輪日本選手団の橋本聖子団長。橋本団長は、葛西さんが個人ラージヒルでのメダル獲得後に語った「結婚したいな。4年後に家族を連れていきたいので」という発言を真に受けて、「結婚を決めたならまず自分に報告があるはずだ」「もし相手がいないなら自分が紹介してやらなくては」と燃えていたといいます。しかし、葛西さんはもうその時点で結婚を決めていた。

ちょっとアプローチされた感があったのに、アプローチされてなかった相武さん。

あると思っていた結婚の報告は特にないまま、ひとりで空回りしちゃった橋本団長。

両者に対しても、なるべく早く男の謝罪を行なってもらいたいものですね。

そして、独身最後の強烈なモテ期を大いに楽しむ葛西さんの姿に、内心では「ん?」と思っていたであろう奥さまに対しても。家では奥さまのことを「レイチェル(※怜奈だから)」と呼んでいるそうですので、「ごめんねレイチェル」の一言を忘れないでいただきたいもの。何かあったら素直に謝ることが、夫婦円満の秘訣ですから…。

■参考動画:互いを「レイチェル」「ちゃま」と呼び合うことを明かすなど、おのろけ連発の葛西さん


(文=フモフモ編集長 http://blog.livedoor.jp/vitaminw/