酔っ払い相場を見守れるか?
今さら聞けないマネーの疑問、基本の"キ"から「深イイ〜」レベルまで教えます

 お酒に酔って、右へ左へフラフラしながら家まで帰ったことはありませんか?「相場はランダム・ウォークだ」なんてことを耳にしますが、これは「酔っ払いの千鳥足のようだ」ということ。FXのチャートもこれと同じだという理論があるのです。「私が買ったら下がった「」損切りした瞬間、上がった」などは、投資家全員が一度は感じることですが、これは実のところ、相場が上下にフラフラする幅(雑音、ノイズともいいます)を理解していないために感じるケースが多いように思います。

 チャートは一直線には動きません。それは "投資家の思い" が常に交錯して成り立っているものだからです。

 誰かが「上がる」と思っているときに「下がる」と思う人がいるから取引が成立するというのが相場の大前提。このやりとりの積み重ねでチャートが形成されていくため、上下しながらも長期で見ると、一定の方向へ向かっているように見えるわけです。

 つまり、一直線に動かないということを理解しながら、「トレンド」を見極めて取引することが重要。なにも相場があなたの取引に意地悪をしているわけではありません。

 酔っ払いに対するような、大らかな気持ちで相場を見られればいいのですが......。

【今月のキーワード将軍】
川島寛貴(HIROTAKA KAWASHIMA)
みんかぶ

外為投資アドバイザー。FXのSNS(交流サイト)「みんなの外為」を運営し、個人投資家の動向に詳しい。FXビギナー向けセミナーなどで人気。



この記事は「WEBネットマネー2014年5月号」に掲載されたものです。