仕事で女性が落ち込みやすい理由とは?「失敗は自分のせい、成功は自分の力ではないと思う」

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男性に比べ、女性は落ち込みやすい性格の人が多いと言われます。仕事の現場においても、そうした傾向が見られるそうです。そこで今回は、女性が仕事中に落ち込みやすい理由をご紹介。思考のカラクリを知ることで、仕事のストレス軽減にぜひお役立てください。

■他人の目が気になりやすい

女性は男性よりも、「他人が自分のことをどう思っているか」が気になる傾向にあります。そのため、仕事でも他人の目を意識しやすく、自己評価の基準さえ他人からの評価に左右されがちに。特にマイナス評価に対しては非常に敏感で、必要以上にダメージが大きくなります。

それが積み重なると、「どうせ私なんて……」と、無力感でいっぱいになってしまうのです。

■失敗は「自分のせい」、成功は「自分の力ではない」と思う

成功や失敗を経験したときの考え方も、女性の落ち込みやすさに影響を与えています。女性の場合、失敗の原因は「自分の能力が低かったからだ」と、外的要因よりも内的要因に置く傾向が強いそうです。逆に、成功したときの理由は「ラッキーだった」「先輩のおかげ」などと外的要因に置き、「自分の実力ではない」と思い込みやすいのだとか。

そのため、女性は成功体験を積んでもなかなか自信がつきにくいのです。

■ホルモンバランスが不安定

男女における体のしくみの違いも、忘れてはいけません。まず、月に一度の生理によって、女性のホルモンバランスは非常に崩れやすくなります。また、もともと女性は気分を明るくする作用を持つ「セロトニン」の分泌量が男性よりも少ないのですが、生理前は「エストロゲン」の影響でその量がさらに減り、落ち込みやすさに拍車がかかるそうです。

さらに、妊娠・出産・更年期など、女性はその他のさまざまなライフステージでもホルモンバランスが不安定になると言われます。

仕事ができる・できないに関わらず、女性は元来落ち込みやすい性質を持っています。そのことを理解した上で、自分自身をコントロールすることが大切です。成功したときは自分をきちんと褒め、失敗したときはあまり思い詰めないようにして、前向きな気持ちを保(たも)てるといいですね。