ポーラ美術館☆伝説的画家のリアルな生涯に迫る「モディリアーニを探して」

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細く長い首とアーモンド形の瞳が印象的な肖像画・・・。20世紀初頭にパリを目指した若い芸術家たち、「エコール・ド・パリ」と呼ばれる彼らを代表するモディリアーニの作品は、誰の目にも分かる個性的なスタイル!

でも、作品がきちんと評価されることもなく、退廃的な生活の中で35歳という短い生涯を閉じてしまったモディリアーニの存在は、長く伝説のままになっていたのだとか。

そこで、箱根のポーラ美術館では、彼の芸術家としての歴史的な位置を改めて考えようと、4月12日(土)から9月15日(月・祝)にかけて、展覧会「生誕130年 モディリアーニを探して ―アヴァンギャルドから古典主義へ」を開催。

本格的に活動した期間がわずか10年あまりという、モディリアーニ。ポーラ美術館が収蔵する油彩画3点を含めた19点を展示して、その画業に迫ろうというのが今回の試み。
たとえば、21歳でパリに出てきて最初に取り組んだ石の彫刻や、評価の高かった素描など、芸術家としてのモディリアーニ像を多面的に浮かび上がらせようというもの。

ほかには、親交のあったピカソやフジタ(藤田嗣治)、キスリングなどの作品も同時に展示して、同時代を生きた画家の作品とともに、当時の芸術的状況の中でモディリアーニの芸術的なポジションを考えるヒントに。

展覧会は、実際に移り住んだパリの街区にそって4つのブロックで展開。その中で、アヴァンギャルドと呼ばれる前衛芸術の影響を受けながら、独自の古典主義へと移行していったモディリアーニの作風の変化を検証できるような構成。

これまでに見たことのない作品や、思いがけない芸術家との交遊を知ったとき、伝説の奥にリアルなモディリアーニの人物像が見えてくるかも!