当局への不信感をあらわにしたレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス
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 米ロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの楽曲がCIA拷問に使用されていたことが明らかになり、同バンドのドラマーのチャド・スミスが当局への不信感をあらわにした。TMZ.comが報じた。

 米上院情報特別委員会は今月3日、CIAがジョージ・W・ブッシュ大統領の政権下で行っていた虐待的な尋問(拷問)に関する機密報告書を公開することを可決。後にその報告書の内容は一部リークされ、テロ容疑者をペット用のスペースに押し込み、手錠で天井に縛り付けた上で、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの楽曲を大音量で延々再生するという拷問の詳細が報じられた。

 TMZ.comの取材に応じたチャド・スミスは、自分たちの楽曲が使われていたことを全く知らなかったと明かすと、「俺はもっと、ハードロックだとかメタルのような音楽が拷問に使われているんだと思っていたよ」とコメントした。

 「俺たちの音楽を気に入らない人はもちろんいるだろう」と認めたチャドだったが、その一方で「俺たちの音楽はポジティブなものなんだよ。みんなの気分を良くするためのものなんだ」と主張。「だから、今回の件にはうろたえている。全く気に入らないね」と当局への不信感をあらわにした。(編集部・福田麗)