日経平均チャート(日足・6カ月)*チャートをクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより 

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 東京株式市場は4月7日から下落ピッチを加速させました。米国株の下落と、日銀の黒田総裁の「追加的な緩和については現時点では考えていない」との発言を受けた円高が嫌気された上、ウクライナ東部で新ロシア派と親欧米政権の対立が深まったことが悪材料視されたためです。また、中国の李克強首相が、「経済を一時的に変化させるための短期的な刺激策は取らない」と強調したこともネガティブ材料とされていました。

 この結果、11日の日経平均はザラ場ベースの年初来安値(2月5日の1万3995.86円)、終値ベースの年初来安値(2月4日の1万4008.47円)を共に更新しました。昨年10月8日の1万3894.61円以来、約半年ぶりの安値に沈みました。

 この週(7日〜11日)の下げ幅は1103.72円と、週間ではリーマン・ショック直後の2008年10月以来の下げ幅となりました。そして、週明け14日の日経平均はザラ場安値1万3885.22円、終値1万3910.16円と、連日でザラ場・終値ベースの年初来安値を更新しました。

 なお、11日に比較している2月4日、2月5日の価格は3月末の配当込みです。これは104円程度とみられています。これを加味すると、4月14日のザラ場安値は1万3989.22円(=1万3885.22円+104円)、終値は1万4014.16円(=1万3910.16円+104円)です。これならチャート的には、底割れではなく、14日と2月4日(1万4008.47円)・5日(1万3995.86円)とで、ザラ場ベース、終値ベース共に「ダブル・ボトム」ともいえます。

米国は4月15日が確定申告の提出期限

 ところで、米国では、12月31日で年度を終了させ、4月15日までに確定申告書を提出するのが一般的だそうです。このため、納税資金捻出のために4月15日を前にモメンタム・ストックを売却する動きが加速している結果、ナスダックが急落しているとの指摘があります。

 モメンタム・ストックとは値動きに勢いがあり相場全体の基調を左右してしまう銘柄のことで、SNS大手のフェイスブック、オンライン動画配信のネットフリックス、旅行情報サイト運営のトリップアドバイザー、電気自動車大手テスラ・モーターズなどハイテク・バイオ関連銘柄の一角がそう呼ばれています。

 このモメンタム・ストックの下落を主因に、3月31日の4198.99ポイントだったナスダック総合指数は、4月11日には3999.73ポイントと、2月3日以来約2カ月ぶりに4000の大台を割り込みました。

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