中国メディア・中国新聞網は10日、「整形大国」韓国の出入国管理所では整形手術後の顔が「整形前」と大きく異なることでトラブルが頻発、頭を抱える係員のために「整形証明書」を発行する病院もあると報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・中国新聞網は10日、「整形大国」韓国の出入国管理所では整形手術後の顔が「整形前」と大きく異なることでトラブルが頻発、頭を抱える係員のために「整形証明書」を発行する病院もあると報じた。

 記事は、整形手術を受けた40代の女性が日本に出国しようとした際、空港の出国審査で足止めを食らい、手術を行った病院と連絡を取るなど1時間あまりの調査を経たうえでようやく出国許可が下りたという事例を紹介。似たような状況が日常的に発生していて頭を痛めているという出入国管理局スタッフの言葉を伝えた。

 このような状況に対して、ソウル市にある整形病院では3年前より中国人観光客に対して「整形証明書」を発行するようになり、今では証明書が広く通用するようになったと伝えた。

 証明書は、氏名、パスポート番号、手術部位に加え、主治医の姓名などが記されたうえで、病院の公印が押される。この病院の関係者によると、1日あたり5人ほど外国人が整形手術を受けており、そのうち3-4人が証明書の発行を求めるとのことだ。

 記事は、仁川国際空港の入国管理局担当者が「以前は耳の形を見て同一人物かどうかを識別していたが、包帯を巻いているケースがあるため、そのときは病院の証明書を見て審査する」と語ったことを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)