今年に入ってから、相次いで発見されている世界最大のイカ「ダイオウイカ」。昨年、NHKが取り上げたことをきっかけに注目される存在となりましたが、深海にすむ巨大な生物の不思議に多くの人が心をひかれているようです。

 動物の生態に触れられる、最も身近な場所といえば動物園や水族館。とくにこれからの季節は、生まれたばかりの赤ちゃんに出会えるチャンスがあるので、おすすめの行楽スポット。

 しかも動物園や水族館は、近年大人が楽しめる施設として生まれ変わっているのをご存じですか? 北海道・旭山動物園は動物をその生息環境に近い場所で飼育、展示する方法、いわゆる「行道展示」で人気を得ましたが、その他の動物園、水族館も楽しみながら学べる工夫をこらしています。

 50代からの旅と暮らし発見マガジン『ノジュール』4月号では、そんな「大人の動物園の楽しみ方」について特集しています。東京都井の頭自然文化園・園長の成島悦雄さんは、「動物園は、生身の動物に触れることで魅力を再発見したり、かわいらしい姿に癒される一方、野生動物と人間が共存するために何ができるか、考えるきっかけを与えてくれる場所でもあります。動物を見て、そこから自然や環境について考えを深めていくという見方は、まさに大人ならでは」と言います。

 大人限定の園内ツアー、大人限定の講座、講演会などを開催するところも。また、単に動物を見て回る場合も、園内全体をあくせくして回るより、好きな動物やなんとなく気になる動物の前でのんびり過ごすのも大人ならではの楽しみ方だそう。「ゆっくり観察すると、1日の中でも動物の活動量に波があることや、いろいろな行動をしていることがわかります」(成島さん)。

 本誌で紹介しているおすすめ動物園、水族館は例えばこんなところ。前出の成島さんと、新江の島水族館、サンシャイン水族館などのプロデュースを手掛ける"仕掛け人"中村元さん推薦の場所です。

■愛媛県立とべ動物園(愛媛県砥部町)
国内で初めて人工哺育に成功、大きな話題となったホッキョクグマのピースで知られる。14歳になった今も多くのファンを持つ。昨年夏にはアフリカゾウに赤ちゃんが誕生。砥愛(とあ)と名付けられ、こちらも愛くるしさでたちまち人気者に。

■東京都多摩動物公園(東京都日野市)
広大な敷地を誇り、群れで暮らす動物を野生に近い状態で見ることができる。ライオンの群れをバスに乗って観察する「ライオンバス」は、世界に先がけて昭和39(1964)年に運行が開始され、今年50周年を迎える。

■新江の島水族館(神奈川県藤沢市)
コンパクトでおしゃれな大人向けの水族館として人気のある"えのすい"。「相模湾の大水槽」を泳ぐイワシの群れは真ん中辺りで様々な形を作る。クラゲの展示にも定評があり、その浮遊感は疲れた心を癒してくれるので、年間パスポートで頻繁に訪れる大人のリピーターも。

■下関市立 しものせき水族館 海響館(山口県下関市)
背後の窓に関門海峡を望む海響館の水槽は、海峡の渦が再現される楽しい水族館。世界でも有数の立派な水槽を用意している「ペンギン村」では約150匹が飼育されており、ペンギンが水煙をあげながら猛スピードでビュンビュン泳ぐ「ペンギン大爆走」は迫力満点。

 さわやかな季節に動物園や水族館でエンジョイ。旅行プランにぜひ加えてみてはいかがでしょうか。


【関連リンク】
50代からの旅と暮らし発見マガジン『ノジュール』
http://www.nodule.jp/




『真夜中の相棒〈新装版〉 (文春文庫)』
 著者:テリー ホワイト
 出版社:文藝春秋
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