4月7日に放送されたテレビ朝日系『言いにくいことをハッキリ言うTV』では、“草食男子”という言葉を命名したコラムニストの深澤真紀さんが「女性誌は女を不幸にする」というテーマで爆笑問題や益若つばさ、IKKOらとトークを繰り広げていました。

深澤さんは、女子力を磨いても結婚できない、女性誌はみんなが一緒のことをしないといけないという呪いだ、美魔女はお金持ちの旦那さんが趣味で盆栽を育てるようなもので「盆栽サイボーグ」だ、などと過激なトークのオンパレード。頷ける話題も満載で、番組はあっという間に終わったという印象です。

ただ、本当に女性誌を読むと不幸になるのでしょうか? 女性たちの意見を集めてみました。

そもそも女性誌を読んでない

「ファッション誌は最近ぜんぜん買ってないです。あんまりおしゃれとか女子力とかに興味がなくって。お金があったら趣味に使いたい。だから、『呪い』とか『不幸にする』って言われてもあんまりピンとこないんです」(29歳)

「お金ないし洋服や着こなしを見るのはもっぱら芸能人とかのブログなんで、買ってないです」(18歳)

確かに女性誌の「呪い」はある。でも……

「最近の女性誌には、コミュ力のこととか、就活のこととか、キラキラした会社で働くキレイな女子とかの記事が多くて、それを見てると、自分がものすごくダメな人間のような気がすることはあります」(21歳)

「実際、『呪い』っぽい記事は面白いんです。ママ友地獄みたいな、リアルなエピソードは、ああーこんな人いるいる! って思いながら、私の周りだけじゃないんだって逆に安心することも」(34歳)

かわいくなって、きれいになって何が悪いの!

「女性誌を買うのは、モデルさんがかわいいからです。今だったら水原希子ちゃんが最高にかわいい。女の子が恋したり、オシャレしたりすることがなぜ『呪い』になるかわかりません!」(22歳)

「美魔女を叩くのが世間の常識なんですかね。叩いている男性でも、実際に目の前にいたら、ぜったいデレデレするんじゃないでしょうか。私も美容のバイブルとして雑誌は買っていますが、もはや趣味を極める目的に近くて、人の意見に惑わされたりということはないと思います」(41歳)

女子力もオシャレも自分のため。モテが目的ではない!

「通勤やプライベートでオシャレをしたいときに、どんな服を買うべきか、どう合わせるべきかという参考にしていて、モテが目的で雑誌を読むことはありません」(32歳)

「女子力を上げたら男性は引くっていうけど、そもそも男性なんて意識してないので……。男性の目線を意識するなんて、おこがましいです」(24歳)

「最近のファッションの流行は女の子女の子してないので、ファッション誌をマネても女子力は上がらないと思う」(28歳)

深澤さんも番組の最後には、「体重も人生も結婚も自分で決めたほうがいい。その参考書になることもあるけど、鵜呑みにしないでねというおばさんの願い」と語っていました。こうして女性たちの意見を集めてみると、思っているよりも、雑誌に惑わされている人は少ないのかもしれませんね。

(文=芦沢芳子)